
カンガルーケアって気持ち悪そう…
みんな感動してるのに、私だけ嫌だと思うのはおかしい?
そんな風に悩んでいませんか?
結論から言うと、カンガルーケアが気持ち悪いと感じるのは普通で、断っても全く問題ありません。
カンガルーケアは「感動的な体験」として紹介されることが多いですが、全員がそう感じるわけではありません。
気持ち悪い、怖い、不安と感じる人もたくさんいますよ。
この記事では、カンガルーケアが気持ち悪いと感じる理由と、嫌な時の対処法をご紹介します。
産後についての悩みをまとめていますので、参考にしてください。
カンガルーケアが「気持ち悪い」と感じるのは普通?
「カンガルーケアが気持ち悪い」と感じてしまう自分はおかしいのでしょうか?
答えは、全くおかしくありません。普通のことです。
カンガルーケアが「気持ち悪い」と感じてもOK
カンガルーケアについて調べると、「感動した」「幸せだった」という声がたくさん出てきますよね。
でも、それが全てではありません。
「気持ち悪い」「怖い」「不安」と感じる人もたくさんいます。
出産という一大イベントを終えたばかりのママの心と体は、人それぞれ違います。
「感動しなきゃいけない」なんてことはありません。
気持ち悪いと感じた自分を責める必要は全くないのです。
なぜカンガルーケアが「気持ち悪い」と感じるのか?
では、なぜカンガルーケアを「気持ち悪い」と感じてしまうのでしょうか?
その理由を詳しく見ていきましょう。
出産直後で疲れ切っている
陣痛・出産という大仕事を終えたばかりです。
体力も気力も限界。
「早く休みたい」「横になりたい」と思うのは当然ですよね。
そんな状態で、「赤ちゃんを抱きたい」という気持ちになれなくても、おかしくありません。
疲れ切っている時に、「感動しなさい」と言われても無理ですよね。
血や体液がついた赤ちゃんに抵抗感がある
生まれたばかりの赤ちゃんは、血や羊水がついています。
胎脂で白くぬるぬるしていることもあります。
テレビドラマのように「きれいな赤ちゃん」ではないのが現実です。
視覚的に受け入れられない、気持ち悪いと感じてしまう人もいます。
それは、感覚の問題であって、母親失格でも何でもありません。
自分の汗や体液が気持ち悪い
出産で大量の汗をかいています。
肌がベタベタしている状態で、赤ちゃんを素肌で抱くことに不快感を感じる人もいます。
「まず自分をきれいにしたい」「シャワーを浴びたい」
そう思うのは、ごく自然なことです。
赤ちゃんが重い・不安定で怖い
首がすわっていない赤ちゃんを抱くのは、初めてのママにとっては怖いものです。
「落としそう」「どう抱けばいいかわからない」
そんな不安でいっぱいになります。
疲れている上に重い赤ちゃんを抱くのは、体力的にもきついですよね。
「感動しなきゃいけない」というプレッシャー
周りが「感動的でしょ?」「幸せでしょ?」という雰囲気を出していると、プレッシャーを感じます。
「感動できない自分はおかしいのかな」 「みんなは感動してるのに…」
そんな罪悪感が、さらに嫌な気持ちを強くしてしまいます。
潔癖症・感覚過敏
もともと潔癖症や感覚過敏の人は、特に辛く感じます。
汚れや不快感に敏感な人にとって、カンガルーケアはハードルが高いのです。
無理に我慢する必要はありませんよ。
自分の感覚を大切にしてください。
カンガルーケアとは?なぜ推奨されているのか
そもそも、カンガルーケアとは何なのでしょうか?
なぜ多くの病院で推奨されているのでしょうか?
カンガルーケアとは
カンガルーケアとは、出産直後に赤ちゃんをママの胸元で抱っこすることです。
肌と肌を触れ合わせた状態で、15〜30分程度抱っこします。
もともとは、NICU(新生児集中治療室)で早産児の状態を安定させるために始まったケア方法です。
現在では、正期産で元気な赤ちゃんにも行われるようになっています。
カンガルーケアのメリット(病院が推奨する理由)
カンガルーケアには、以下のようなメリットがあるとされています。
赤ちゃんの呼吸・心拍が安定する
ママの肌に触れることで、赤ちゃんの呼吸や心拍数が安定しやすくなります。
体温調節がしやすくなる
ママの体温で赤ちゃんが温められ、体温が安定します。
母子の愛着形成を促す
出産直後に肌を触れ合わせることで、母子の絆が深まるとされています。
母乳育児がスムーズになる
早期に赤ちゃんと触れ合うことで、母乳育児が始まりやすくなります。
カンガルーケアは「必須」ではない
ここで大切なことがあります。
カンガルーケアは「必須」ではありません。
あくまで「推奨」であって「義務」ではないのです。
断っても全く問題ありませんよ。

でも、愛着形成に問題が出るんじゃ‥
赤ちゃんへの愛情は、カンガルーケアをしなくても育ちます。
帝王切開の人は愛着形成に問題があるのかと言われると、そんなことないですよね。
日々のお世話の方が、ずっと大切です。
カンガルーケアが嫌だった人の体験談
実際に、カンガルーケアが嫌だったと感じた先輩ママたちの体験談をご紹介します。
体験談①「疲れているのに無理やりやらされた」
出産後、疲れ切っているのに「カンガルーケアしましょう」と言われました。
正直、早く休みたかったです。
でも、断れる雰囲気じゃなくて…。
「感動的な時間」と言われても、ただ辛かっただけでした。
引用:ヨミドクター(読売新聞)
体験談②「血がついた赤ちゃんが気持ち悪かった」
生まれたばかりの赤ちゃんに血がついていて、正直気持ち悪いと思ってしまいました。
「感動しなきゃ」と思ったけど、できなかったです。
罪悪感でいっぱいでした。
周りに相談しても「そんなこと言わないで」と言われて、余計につらかったです。
引用: Yahoo!知恵袋
カンガルーケアが嫌な時の対処法
カンガルーケアが嫌だと感じた時、どうすればいいのでしょうか?
具体的な対処法を6つご紹介します。
断ってもいい(断り方)
カンガルーケアは断ってもいいのです。
断り方をいくつかご紹介します。
事前にバースプランで伝える
出産前に「カンガルーケアは希望しません」とバースプランに書いておきましょう。
医師・助産師に事前に伝えておけば、当日スムーズです。
出産直後に断る
「今は疲れているので、後にしてください」と伝えましょう。
「やっぱりやめておきます」と言ってもOKです。
理由を言わなくてもいい
「気持ち悪いから」と正直に言う必要はありません。
「疲れているので」「体調が優れないので」で十分です。
断ることに罪悪感を持つ必要はありませんよ。
あなたの気持ちが一番大切です。
時間を短くしてもらう
カンガルーケアは15〜30分が一般的ですが、5分だけでもOKです。
「少しだけ抱いて、あとは助産師さんお願いします」と伝えましょう。
短い時間でも、赤ちゃんと触れ合う時間にはなります。
無理をする必要はありません。
タオルを挟んでもらう
直接肌を触れ合わせるのが嫌な場合、タオルを挟んでもらいましょう。
「タオルを挟んでもいいですか?」と伝えればOKです。
肌を触れ合わせなくても、抱っこすることに意味があります。
パパにやってもらう
ママが無理なら、パパにカンガルーケアをしてもらうのも一つの方法です。
パパと赤ちゃんの愛着形成にもなりますよ。
「私は疲れているので、パパにお願いします」と伝えましょう。
後からでもできる
カンガルーケアは、出産直後にやらなければいけないものではありません。
体調が落ち着いてから、病室でゆっくり抱っこすればいいのです。
焦る必要はありません。
自分のペースで赤ちゃんと向き合ってくださいね。
やらなくても母子の愛着形成には影響しない
カンガルーケアをしなくても、赤ちゃんへの愛情は育ちます。
母子の愛着は、出産直後の数十分で決まるものではありません。
日々のお世話、授乳、おむつ替え、抱っこ、語りかけ。
そういった日常の積み重ねが、愛情を育てます。
罪悪感を持つ必要は全くありません。
カンガルーケアのリスクも知っておこう
カンガルーケアにはメリットがある一方で、リスクもあります。
知っておくことで、冷静に判断できます。
赤ちゃんの呼吸状態が悪化することがある
生まれたばかりの赤ちゃんは、呼吸が不安定です。
カンガルーケア中に、呼吸が乱れることがあります。
医療従事者がきちんと観察していれば安全ですが、過去には事故も起きています。
不安がある場合は、無理にやる必要はありませんよ。
低体温症のリスク
赤ちゃんの体温調節がうまくいかないことがあります。
寒い環境では、低体温症のリスクが高まります。
適切な環境で行われているか、確認することが大切です。
ママの疲労で赤ちゃんを落としてしまう可能性
出産直後のママは、疲れ切っていますよね。
意識が朦朧としていることもあります。
そんな状態で赤ちゃんを抱くのは、落としてしまうリスクもあります。
「疲れているから無理」と感じたら、遠慮なく断りましょう。
まとめ:カンガルーケアを気持ち悪いと感じるのは普通
カンガルーケアが気持ち悪いと感じるのは、普通のことです。
全く恥ずかしいことでも、母親失格でもありません。
出産直後で疲れ切っている、血や体液に抵抗がある、自分の汗が気持ち悪い、赤ちゃんが怖い、感動しなきゃいけないプレッシャーなど、理由はさまざまです。
嫌な時の対処法として、以下のことを試してみてください。
カンガルーケアは「推奨」であって「義務」ではありません。
あなたの気持ちが一番大切です。
無理をせず、自分のペースで赤ちゃんと向き合ってくださいね。
産後についての悩みをまとめていますので、参考にしてください。


