
横向きで寝たはずなのに、朝起きたら仰向けになっている…。
このままだと赤ちゃんに影響があるんじゃないかと心配…。
妊娠後期になると、仰向けで寝ることを避けるように言われますが、無意識の寝返りは止められないですよね。
朝起きたら仰向けになっていて、「また仰向けで寝ちゃった…」と落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。
結論から言うと、仰向けになってしまうのを防ぐには、抱き枕・背中側にクッション・マタニティ腹帯を使うのが効果的です。
また、朝起きたら仰向けになっていても、気づいたらすぐに横向きに戻ればOK。
完璧を目指さず、できる範囲で対策すれば大丈夫ですよ。
この記事では、無意識に仰向けになってしまうのを防ぐ5つの方法と、仰向けになってしまったときの対処法を詳しく解説しますね。
妊娠中の悩みは、こちらでまとめていますので、参考にしてください。
妊娠中に仰向けになってしまうのを防ぐ5つの方法
「朝起きたら仰向けになっている…」そんな悩みを解決する、今日からできる5つの対策を紹介します。
無意識の寝返りを防いで、横向きをキープしやすくする方法です。
対策①抱き枕を使って横向きをキープする
仰向けを防ぐ一番効果的な方法は、抱き枕を使うことです。
抱き枕を使うことで、横向きの姿勢が安定し、無意識に仰向けになってしまうのを防げます。
また、お腹が大きくなると横向きで寝るときに肩や腰に負担がかかりますが、抱き枕があればその負担を軽減できますよ。
抱き枕の正しい使い方

- 左側を下にして横向きに寝る(シムス体位)
- 左向きで寝ることで、下大静脈の圧迫を避けられる
- 血液やリンパの流れが良くなり、むくみ予防にもなる
- 抱き枕を両腕で抱える
- 抱き枕を胸の前に置き、両腕で抱きかかえる
- 上半身の重みを抱き枕が支えてくれる
- 右脚を抱き枕の上に乗せる
- 右脚を曲げて、抱き枕の上に乗せる
- 脚の重みを抱き枕が支えてくれるので、腰への負担が減る
- 脚で抱き枕を挟むことで、横向きの姿勢が安定する
- お腹の下にもクッションを入れる
- お腹が大きくなってきたら、お腹の下にも小さめのクッションを入れる
- お腹の重みを支えてくれるので、さらに楽になる
抱き枕のサイズの選び方
- 身長が160cm以上の方:165cm以上のロング丈がおすすめ
- 身長が160cm未満の方:120〜140cm程度の標準サイズでOK
- 抱き枕の太さ:太すぎると脚が開きすぎて腰に負担がかかるので、直径20〜30cm程度が目安
抱き枕がズレないようにする工夫
寝返りを打つと抱き枕がズレてしまい、朝起きたら仰向けになっていることもありますよね。
抱き枕がズレないようにするには、以下の工夫が効果的ですよ。
おすすめ抱き枕
日本製オーガニックコットンカバーの165cmロングサイズ抱き枕
165cmロング丈で頭・お腹・脚を同時に支える3分割構造だから、寝返りを打ってもズレにくく、朝まで横向きをキープしやすいです。
一般的な抱き枕と違い、全身を包み込むように支えるので、無意識に仰向けになってしまうのを防げます。
産後は授乳クッションとしても使えて一石二鳥ですね。
対策②背中側にクッションを置いて寝返りを防ぐ
背中側にクッションを置くことで、無意識に仰向けになろうとしても物理的に防げます。
寝返りを打って仰向けになりかけたときに、背中にクッションが当たることで「あ、仰向けになりかけてる」と気づき、無意識のうちに横向きに戻ることができます。
背中側クッションの置き方

- 大きめのクッションを背中に置く
- 座布団サイズ(45cm×45cm程度)のクッションがおすすめ
- 背中全体を支えられるサイズが効果的
- クッションは背中のすぐ後ろに置く
- 背中とクッションの間に隙間があると、仰向けになってしまう
- ぴったりと背中に密着させる
- クッションの高さを調整する
- 低すぎると効果が薄いので、厚み10〜15cm程度がおすすめ
- 高すぎると寝返りを打ったときに痛いので、柔らかめのクッションが良い
家にあるもので代用する方法
わざわざクッションを買わなくても、家にあるもので代用できます。
- バスタオルや毛布を丸める:くるくる巻いて筒状にし、背中に置く
- 座布団を重ねる:座布団を2〜3枚重ねて、背中に置く
- 大きめのぬいぐるみ:お子さんのぬいぐるみを背中に置くのもOK
おすすめL字型クッション
マタニティ L字型 抱き枕クッション
抱き枕と背もたれが一体化したL字型だから、背中側にクッションを置く手間が省けて、寝返りで仰向けになるのをしっかり防げます。
通常の抱き枕だけでは朝起きたら仰向けになってしまう方に特におすすめ。
産後は授乳時の背もたれやベビーガードとしても使えます。
対策③マタニティベルト・腹帯でお腹を支える
お腹を支えることで横向きの姿勢が楽になり、寝返りの回数が減ります。
妊娠後期はお腹が大きく重くなるため、横向きで寝るとお腹の重みで腰に負担がかかります。
マタニティベルトや腹帯でお腹を優しく支えることで、横向きが楽になり、無意識に仰向けになってしまうのを防げますよ。
寝るとき専用の腹帯がおすすめ
日中用のマタニティベルトとは別に、寝るとき専用の腹帯があります。
寝るとき専用のものは、以下の特徴があります。
- 締め付けが優しい:日中用よりも伸縮性があり、リラックスして眠れる
- 素材が柔らかい:綿やガーゼ素材で肌触りが良い
- ロング丈:お腹全体を包み込むように支える
腹帯の使い方

- 横向きに寝る前に装着する
- 立った状態または座った状態で腹帯を巻く
- お腹の下から優しく持ち上げるように巻く
- 締め付けすぎない
- きつく締めると血流が悪くなるので、優しくフィットする程度でOK
- 指が1〜2本入る程度の余裕を持たせる
- 寝返りを打っても外れないように調整
- マジックテープやボタンでしっかり留める
- ズレやすい場合は、腹帯の上から軽くパジャマを着る
おすすめマタニティパンツ型妊婦帯
犬印本舗 ベルト調節1分丈 産前ガードル
パンツとベルトが一体型で1枚で履けるから、寝るときも面倒な装着不要。
お腹と腰をしっかり支えて横向きが楽になるので、無意識に楽な姿勢(仰向け)を求めてしまうのを防げます。
一般的な腹巻きと違い、パンツ型だから寝返りを打ってもズレにくく、朝までしっかりサポート。
妊娠初期から後期まで使えて、産後も骨盤ケアに使えますよ。
対策④ベッドの配置を工夫する
ベッドの配置を工夫するだけで、仰向けになりにくくなります。
特別なグッズを買わなくても、今日からできる対策です。
壁側を向いて寝る
ベッドが壁に接している場合は、壁側を向いて(壁を背にして)寝ると効果的です。
- 仰向けになろうとすると壁に当たるので、無意識に横向きに戻る
- 壁が背もたれの役割をしてくれる
- 安心感があって眠りやすい
ベッドの端に寝る
ベッドの真ん中ではなく、端に寝るのも効果的ですよ。
- 背中側にスペースがないので、仰向けになりにくい
- ただし、落ちないように注意が必要
パートナーに協力してもらう
パートナーと一緒に寝ている場合は、協力してもらいましょう。
- パートナーに壁側で寝てもらい、自分は内側(パートナー側)を向いて寝る
- 仰向けになりかけたら、優しく横向きに戻してもらう
- ただし、毎回起こされるとパートナーも眠れないので、「気づいたときだけでOK」と伝えておく
対策⑤寝る前の体勢・習慣を整える
寝る前にしっかり左向きのシムス体位で落ち着いてから眠ることで、深い眠りにつきやすくなり、寝返りの回数が減ります。
寝る前の儀式を作る
毎晩同じ手順で寝る準備をすることで、体が「これから寝る時間だ」と認識し、リラックスして眠れます。
- 抱き枕をセットする
- 背中側にクッションを置く
- 左向きのシムス体位で深呼吸を3回する
- お腹の赤ちゃんに「おやすみ」と声をかける
こうした習慣を作ることで、横向きの姿勢が自然と体に馴染み、無意識に仰向けになってしまう回数が減ります。
寝る前にリラックスする
ストレスや不安があると、寝返りの回数が増えると言われています。
寝る前にリラックスすることで、深い眠りにつきやすくなりますよ。
- 温かい飲み物を飲む(ノンカフェイン)
- 軽いストレッチをする
- 好きな音楽を聴く
- アロマを焚く(妊娠中でもOKな香り)
妊娠中に仰向けになってしまうとどうなる?リスクを知っておこう
ここでは、仰向け寝のリスクといつから気をつけるべきかを解説します。
仰臥位低血圧症候群のリスク
妊娠後期に仰向けで寝ると、仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)という状態になる可能性があります。
仰臥位低血圧症候群とは?
大きくなった子宮が、背骨の右側にある「下大静脈」という太い血管を圧迫してしまう状態です。
下大静脈は、下半身から心臓へ血液を戻す重要な血管。
この血管が圧迫されると、心臓に戻る血液の量が減り、血圧が下がってしまいます。
主な症状
胎児への影響
血流が悪くなることで、胎児への酸素や栄養の供給が不足する可能性があります。
ただし、短時間であれば大きな問題にはならないことが多いです。
体が苦しいと感じたら、自然に目が覚めることがほとんどです。
妊娠中はいつから仰向けに注意すべき?
妊娠の時期によって、仰向け寝の影響は異なります。
妊娠初期〜中期(〜27週):仰向けOK
お腹がまだ小さい時期は、仰向けで寝ても問題ありません。
むしろ、楽な姿勢で寝ることが大切です。
妊娠後期(28週〜):仰向けを避けたほうが良い
お腹が大きくなる妊娠後期(妊娠28週〜)からは、仰向けを避けたほうが良いと言われています。
ただし、これはあくまで目安です。お腹の大きさや体型によって個人差があるので、「仰向けで寝ると苦しい」と感じたら、その時点から横向きに切り替えましょう。
妊娠中に仰向けになってしまうのはなぜ?
「横向きで寝たはずなのに、朝起きたら仰向けになっている…」のには、ちゃんと理由があります。
無意識の寝返りは自然な体の反応
人は一晩に20〜30回、寝返りを打つと言われています。
寝返りは、血流を良くし、体の一部に負担がかかり続けるのを防ぐために必要な動きです。
妊娠中でも、この自然な反応を完全に止めることはできません。
横向きが苦しくて仰向けになってしまう
妊娠後期は、横向きで寝ると肩や腰に負担がかかります。
無意識のうちに「楽な姿勢」を求めて、仰向けになってしまうことがあります。
これは体が自然と楽な姿勢を探している証拠です。
抱き枕がズレて仰向けになってしまう
寝返りを打つと、抱き枕がズレてしまうことがあります。
抱き枕がなくなると横向きの姿勢が不安定になり、無意識に仰向けになってしまいます。
朝起きたら仰向けになっていた…どうすればいい?
「気をつけていたのに、朝起きたら仰向けだった…」と落ち込まなくて大丈夫です。
ここでは、仰向けになってしまったときの対処法を紹介します。
気づいたらすぐに横向きに戻る
朝起きて仰向けになっていることに気づいたら、すぐに横向きに戻ればOKです。
一晩中完璧に横向きをキープする必要はありません。
無理に横向きを維持しようとしてストレスを溜めるほうが、ママにも赤ちゃんにも良くありませんよ。
「気づいたタイミングで横向きに戻る」を繰り返せば大丈夫です。
体が苦しいと感じたら自然に目が覚める
仰向けで本当に苦しくなったら、体が自動的に起こしてくれます。
仰臥位低血圧症候群の症状(めまい、吐き気、息苦しさなど)が出ると、体が「この姿勢はまずい」と判断して、目が覚めます。
実際、助産師さんや医師も「体が苦しいと感じたら自然に目が覚めるので、そこまで神経質にならなくて大丈夫」とアドバイスしています。
赤ちゃんも、お腹の中で自分を守る力を持っています。
ママが苦しいと、赤ちゃんも動いて知らせてくれることがありますよ。
完璧を目指さず、できる範囲でOK
一晩中横向きをキープするのは無理です。
完璧を目指す必要はありません。
「また仰向けで寝ちゃった…」と自分を責めないでください。
妊娠中は、ただでさえ体調の変化やホルモンバランスの影響で不安になりやすい時期です。
睡眠のことでストレスを溜めてしまうと、かえって眠れなくなってしまいます。
できる範囲で対策して、あとは「気づいたら横向きに戻る」でOK。
ストレスを溜めないことが、ママにも赤ちゃんにも一番大切ですよ。
まとめ:妊娠中に仰向けになってしまったら無理せず、できる範囲で対策しよう
妊娠中に無意識に仰向けになってしまうのは、自然な体の反応です。
完璧に横向きをキープする必要はありませんよ。
仰向けを防ぐ5つの方法
- 抱き枕を使って横向きをキープする
- 背中側にクッションを置いて寝返りを防ぐ
- マタニティベルト・腹帯でお腹を支える
- ベッドの配置を工夫する
- 寝る前の体勢・習慣を整える
抱き枕やクッション、腹帯を上手に使って、少しでも楽に眠れますように工夫してください。
無理せず、できる範囲で対策して、穏やかな妊娠生活を過ごしてくださいね。
妊娠中の悩みは、こちらでまとめていますので、参考にしてください。

