小学校入学を控えて、こんな不安を感じていませんか?
「いつから一人で登下校させていいんだろう?」
「一人で登下校する時、どんな危険なことがあるんだろう?」
「心配しすぎかな…」
そう思うかもしれませんが、心配しすぎではありませんよ。
なぜなら、小学1年生の事故率は6年生の2.9倍。
そして、今の登下校環境は、昔とはまったく違うものになっているからです。
この記事では、
「いつから一人で行かせていいか?」
「一人で登下校することの何が危険なのか?」
といった疑問を詳しく解説しますね。
この記事でわかること
小学生の登下校、一人でいつから大丈夫?


いつから一人で登下校させてもいいんだろう?
これ、多くの親が悩む質問ですよね。
周りを見ると、もう一人で行ってる子もいる。
でも、うちの子は大丈夫なのか?
実は、「◯年生から」という正解はありません。
でも、データを見ると、低学年のうちは特に危険が高いことが分かっています。
まずは、一般的な目安と、なぜ低学年が危ないのか、その理由を見ていきましょう。
一般的には「GW明け〜1学期中」に移行する家庭が多い
では、実際に多くの家庭はどうしているのでしょうか?
ネット上の体験談や記事を見ると、こんな流れで進めている方が多いようです。
入学直後〜1〜2週間は、まだ心配な時期
最初の1〜2週間は、親が校門や下駄箱まで付き添う家庭がほとんどです。
特に下校時は、迎えに行く親が多いですね。
「まだ学校に慣れていないし、道も覚えていないから…」
子どもの安全を最優先に考えるなら、付き添うのが一番の時期ですね。
GW明け〜1学期中(4〜6月頃)に、徐々に一人へ
GWを過ぎると、多くの家庭で一人登下校に移行し始めます。
ただ、いきなり完全に一人にするのではなく、
- 最初は後ろから見守る
- 次は途中まで付き添う
- 最後は完全に一人で
こんな風に、徐々に減らしていく家庭が多いようです。
子どもが慣れるのを待ちながら、少しずつ…という感じですね。
1年生の夏休み明けや2学期には、完全に一人に
夏休みが終わる頃には、完全に一人になる家庭が増えてきます。
「もう慣れたし、大丈夫かな」
そう思えるようになる時期ですね。
でも、1年生の間ずっと付き添う家庭もある

え!?みんなそんなに早く一人にしてるの?
そう思った方もいるかもしれません。
でも、大丈夫です。
そんな理由で、1年生の間ずっと付き添っている家庭もありますよ。
少数派ですが、2年生になるまで続ける人もいるんです。
周りと比べすぎず、「もう大丈夫」と思えるようになるまで、付き添ってあげてくださいね。
地域や学校によっても違う
「いつから一人で」は、住んでいる地域や学校のルールによっても大きく変わります。
集団登校がある地域の場合
朝は班で集まって上級生と一緒に行くので、比較的早く一人(班単位)で行かせる家庭が多いです。
「上級生がいるから、少しは安心かな」
そう思いますよね。
ただし、下校は各自自由という学校がほとんどなので、最初のうちは迎えに行く親が多いんです。
帰りは学年ごと、クラスごとに時間がバラバラ。
上級生と一緒に帰れるわけではないので、結局一人になってしまうからです。
個別登校(各自自由)の地域の場合
集団登校がない地域では、入学前から通学路を練習して、初日から一人で行かせるという家庭もあります。

え、初日から一人で大丈夫なの?
そう思いますよね。
実際は、友達と待ち合わせて一緒に行くケースが多いようです。
ただ、友達と時間が合わなかったり、ケンカしたりすると、結局一人で歩くことになるんですよね。
最近の傾向: 集団登校の廃止が増えている
実は、少子化やコロナの影響で、集団登校を廃止する学校が増えています。
「集団登校がなくなった」という声も、ネット上でよく見かけます。
そうなると、最初から各自登校になるので、「一人で行かせて大丈夫かな…」という不安は、さらに大きくなりますよね。
「子どもの様子を見て決める」が大多数の結論
結局、体験談や記事を見ても、明確な答えは出ていません。
多くの親が最終的に言っているのは、
「子どもの様子を見て決める」
「子どもから『もう一人で大丈夫!』と言われるまで」
これでした。
親の不安 vs 子どもの自立、どうバランスを取る?
- 交通事故が心配
- 不審者が怖い
- でも、いつまでも付き添うわけにはいかない
- 子どもの自立も大切
このバランスをどう取るか、本当に悩みますよね。
「過保護かな…」と心配になることもあるかもしれません。
多くの親の結論「安全第一。子どものペースに合わせて」
つまり、周りと比べる必要はないんです。
「よその子はもう一人で行ってる」
「うちだけ遅れてる?」
そんな風に思う必要は、まったくありませんよ。

確かに、子どもの性格や、通学環境によって大きく変わってくるもんね。
比べられるものでもないな。
でも、どんな子でも、低学年は特に危険

じゃあ、うちの子は慎重な性格だから、もう一人で大丈夫そう!
明日からは、一人で行かせようかな。
でも、ちょっと待ってください。
こんなデータがあるんです。
小学1年生の歩行中の交通事故による死者・重傷者数は、小学6年生の約2.9倍。
出典: 政府広報オンライン – 小学生の交通事故を防ぐために
つまり、どんなに慎重な子でも、低学年のうちは3倍近く事故に遭いやすいんです。

でも、うちの子にはちゃんと外の歩き方を教えてるよ!
信号だって、守れるし!
そう思いますよね。
信号は青で渡る。
左右を確認する。
飛び出さない。
何度も何度も、言い聞かせていると思います。
それでも、事故率は変わらないんです。
なぜかというと、小学1年生の脳は、まだ危険を予測する力が未発達だからです。
どんなに教えても、
これは、「言うことを聞かない」わけでも、「教育が足りない」わけでもありませんよね。
発達段階として、当然のことなんです。
低学年のうちは、どんな子でも危険が高い。
慎重な子でも。
しっかりした子でも。
ルールを守れる子でも。
低学年のうちは、事故率が高いんです。
だから、安易に「もう一人でも大丈夫」だと決めつけられないんですよね。
付き添いは過保護?

でも、いつまでも付き添ってたら、他の保護者から「過保護」って思われるかな?
そんな風に思ったことはありませんか?
周りの子はもう一人で行ってる。
うちの子だけ、まだ付き添ってる…
そう感じると、不安になりますよね。
でも、付き添いは過保護ではありません。
小学1年生の事故率が6年生の2.9倍という事実がある以上、付き添うのは正しい判断です。
でも、本音を言うと…ずっと付き添い続けるのって、難しくないですか?
- 仕事がある
- 下の子の世話がある
- 上の子の習い事の送迎がある
それに、子ども自身も、
「もう一人で行きたい」
「友達と一緒に行きたい」
そう言い出すことがありますよね。
だから、多くの親は、「心配だけど…一人で行かせるしかない」。
そう思って、不安を抱えながら送り出しているんです。
小学生の登下校、なぜ一人は危ないのか?

子どもが一人で登下校するとき、心配になって、

こんなに心配になるのは、私の教え方が悪いから?
それとも、子どもがしっかりしてないから?
そう思ってしまうことはありませんか?
でも、それは違います。
これは、発達段階として当然のことで、 親の教育が悪いわけでも、子どもがしっかりしていないわけでもありません。
でも、こう思いませんか?

私が子どもの頃は、こんなに心配してなかったと思うな。
1年生から一人で登下校なんて当たり前だったし。
そうですよね。
実は、昔の子どもも、危険を予測する力は今と同じように未熟でした。
じゃあ、なぜ今はこんなに心配なのでしょうか?
答えは、登下校を取り巻く環境が変わったからです。
では、何が変わったのか、見ていきましょう。
①交通量が増えた
昔に比べて、車の数は圧倒的に増えています。
自動車保有台数(日本全国)
- 1990年: 約5,775万台
- 2023年: 約8,290万台
昔と比べて、今は車の数が約1.4倍に増えています。

確かに、昔はこんなに車が通ってなかったかも?
そう思ったことはありませんか?
それは、気のせいではなく、事実ですよ。
車が多いということは、それだけ危険も多い
車が増えれば、当然、事故のリスクも高くなりますよね。
しかも、通学路は住宅街が多いので、
こんな場所を、子どもが一人で歩いているということです。
「危ないな…」
そう思うのは、当然ですよね。
②不審者情報が「見えるようになった」
昔も不審者はいたかもしれません。
でも、携帯も普及しておらず、今ほど情報が広がらなかったんです。
今は、SNSやメール配信で、
「◯◯市で不審者が出ました」
「子どもに声をかける事案が発生」
こんな情報が、毎日のように流れてきますよね。
13歳未満の子どもを対象とした不審者情報は、年間約1,100件。
出典: 千葉県警 – 子供を犯罪から守りましょう
これは、千葉県だけのデータですよ。
全国で見れば、もっと多いはずです。
昔は「知らなかった」、今は「知ってしまう」
実際に不審者が増えたかどうかは分かりません。
でも、確実に言えるのは、
情報が見えるようになったことで、親の不安が大きくなったということです。
「うちの地域でも起きるかもしれない」
「うちの子も狙われるかもしれない」
こうした情報に触れる機会が増えたことで、以前なら気にせずに済んだことまで、気になるようになりました。
知らなければ、不安にならずにいられたことも、知ってしまうと、どうしても心配になりますよね。
だからこそ、小学生を一人で登下校させることに不安を感じる親が増えているのは、とても自然なことだと思います。
③地域の見守りがなくなった
昔は、「向こう三軒両隣」という言葉があったように、近所の人が顔見知りで、お互いに見守り合っていました。
「◯◯ちゃん、今日も元気に学校行ったね」
「おかえり、気をつけてね」
そんな声かけが、自然にありました。
今は、隣の人の顔も知らない
でも、今は違いますよね。
隣の人の顔も知らない。
挨拶もしない。
子どもが通っていても、気づかない。
そんな地域が増えています。
「知らない人に挨拶してはいけない」
そう教えているから、子ども同士でも挨拶しないこともあるくらいです。

確かに、知らない人に話しかけられても、むやみに返事しないように教えてる。
近所の大人も、「不審者に思われたくない」と、子どもに声をかけることを避ける時代になりましたね。
昔のように、親が見ていなくても誰かが見守ってくれる環境は、少しずつ減ってきています。
「あそこの家の子が、危ないことしてるよ」
以前は、そんな風に近所の人が教えてくれたり、注意してくれたりしました。
今は、親が見守らないと、誰も見守ってくれない。
だからこそ、小学生が一人で登下校することに不安を感じる親が増えています。
④子どもの数が減った
少子化で、子どもの数が減ったことも、小学生の登下校を一人でさせるのに不安を感じる理由の1つです。
出生数の推移
- 1990年: 約122万人
- 2023年: 約75万人
出典: 厚生労働省 – 人口動態統計
昔と比べて、今の出生数は約4割減っています。

子どもが少ないと、何が問題なの?
子どもが少ないということは、
ということでもありますよね。
想像してみてください。
昔は、どこにでも子どもたちの姿がありました。
でも今は、一人でランドセルを背負って歩く姿が「ポツン」と見えるんです。
一人で歩いている子どもが、より目立つようになった
それが、不審者の目に留まりやすくなっているとも言われています。
つまり、昔は『社会全体で子どもを守る仕組み』がありました。
でも今は、『親が一人で守らなきゃいけない』時代になったんです。
だから、あなたが心配するのは、当たり前なんですね。
『教え方が悪い』わけでも、『子どもがしっかりしていない』わけでもありません。
社会の構造が変わってしまったんです。
まとめ: 小学生の登下校、一人だと危険が多い

小学校の登下校は、一般的には、GW明け〜1学期中に一人で登下校させる家庭が多いです。
でも、実際には、「一人で大丈夫」だとは言い切れないのが現状です。
かといって、いつまでも付き添い続けることもできないですよね。
『じゃあ、どうすればいいの…?』
『もう、打つ手がないの…?』
いいえ、そんなことはありません。
実は、いくつかの対策方法があるんです。
次の記事では、
について、詳しくお伝えしますね。



