近年、役員さんがなかなか決まらなかったり、忙しいおうちの方が負担を感じたりして、PTAを廃止する学校が増えています。
みなさんの中にも、「うちの学校のPTA、ちょっと大変だな…」と思っている方がいるのではないでしょうか?
実は、PTAをなくした学校の多くでは、「思ったより困らなかった」「むしろみんなが無理なく協力できるようになった」という嬉しい声がたくさん聞こえてきます。
強制ではなく「やりたい人が、できるときに、できることを」するスタイルに変わって、保護者も先生もほっとしているんですよ。
この記事では、PTAを廃止したあとのリアルな様子や、実際にうまくいった学校の例、そして今PTAがない学校のリストを、2025年12月現在の最新情報でお伝えします。
PTAのことで悩んでいるおうちの方や先生方に、少しでも参考になれば嬉しいです!
この記事でわかること
PTAを廃止する学校が増えている理由

ここ数年、PTAを思い切って廃止したり、負担の少ない形に見直す学校がじわじわ増えてきています。
長いあいだ当たり前として続いてきた仕組みなのに、「なんでそんな流れになってるの?」と気になる方も多いはず。
ここでは、PTAを廃止する学校が増えている理由を分かりやすく解説しますね。
なぜ今、PTAを廃止する学校が増えているのか
みなさんもきっと感じたことがあると思いますが、最近は共働きのおうちがとても多くて、仕事と子育ての両立が大変ですよね。
そんな中で、PTAの活動が「もう少し楽にできないかな…」と思う保護者が増えています。
PTAは本来、保護者と先生が一緒に子どもたちの学校生活をよりよくするために、自由に参加する会のはずです。
でも、実際には
といったことが多くて、「実質的に義務みたい…」と感じてしまうことがあったんです。
さらに、役員さんが毎年決まらなくて学校が困ったり、活動自体が形だけになってしまっていたりするケースも目立つようになりました。
そこで、「一度立ち止まって、本当に必要な協力の形を考え直そう」と、PTAを廃止したり、名前を変えて任意参加にしたりする学校が、全国でどんどん増えている
2025年現在もこの動きは続いていて、文部科学省も「PTAは任意加入であるべき」と繰り返し言っているんですよ。
こうした流れが広がっているからこそ、「うちの学校も見直せるのかな?」と感じる保護者さんが増えてきています。
正直、私自身も「うちの小学校もこうなったらいいのになあ…」なんて思ったりします(笑)
廃止の主なきっかけと保護者の声

ここでは、廃止の主なきっかけと、保護者たちのリアルな声を紹介しますね。
廃止の主なきっかけ
- 役員のなり手が全くいないから
→ 共働きが増えて忙しい中、立候補者がゼロでくじ引きになる学校がたくさんある。
→ 同じ人ばかりが引き受けて負担が偏ったり、「泣きながら役員になった」という声も。
→ 「くじ引きで決まるなんて時代に合わない」という保護者が多く、アンケートで9割以上が廃止に賛成することもある。 - 強制感が強すぎてストレスになるから
→ 「自動加入で会費を取られる」「参加しないと申し訳ない」などの不満が積もりやすい。
→ 東京都立川市立柏小学校では、役員決めの難しさからアンケートを実施したところ、98.7%が解散に賛成したという例もある。 - 活動が“形だけ”になってしまうから
→ 「これって本当に子どものため?」という疑問が広がり、見直しから廃止・地域移行へ進む学校が増えている。
→ 千葉県流山市立小山小学校のように、「PTAという形にこだわらなくても協力できる」と気づいて方向転換する学校もある。
保護者の声
こうした声が集まって、「廃止しても大丈夫!」という学校がどんどん出てきているんですよ。
もし「うちの学校も同じかも…」と思ったら、みんなで話してみるのが第一歩かもしれませんね!
PTAを廃止した学校、その後どうなった?

ここ数年、PTAを廃止した学校がたくさん出てきて、「なくなったら学校はどうなるんだろう?」と心配になる方も多いです。
長い間PTAがあって当たり前だったのに、本当に大丈夫なのかな…って気になりますよね。
ここでは、廃止した学校がその後どう変わったのか、みんなのリアルな声を交えてお伝えしますね。
PTA廃止後の主な変化
PTAを廃止した学校のほとんどは、こんなパターンで新しい形を作っています。
⚫︎学校が直接、保護者に声をかける
たとえば運動会やバザーの手伝いが必要なとき、学校がメールやアプリで「手伝える方、いらっしゃいますか?」と気軽に募集。
強制じゃないので、「今日は行ける!」という人が手を挙げやすくなったんです。
東京都立川市立柏小学校では、この方法で「以前より人が集まりやすくなった」と先生も言っていますよ。
⚫︎地域の人やボランティアに引き継ぐ
旗当番や見守り活動などは、教育委員会の「地域学校協働本部」や地域のボランティアに任せている学校が増えています。
千葉県流山市立小山小学校のように、専任のコーディネーターが調整してくれるので、保護者だけの負担がなくなって安心です。
⚫︎新しい名前で、任意の会を作る
「PTA」という名前をやめて、「PTO(学校応援団)」や「チーム〇〇」「保護者の会」などに変えて、すべて自由参加に。
東京都大田区立嶺町小学校では、加入率がなんと100%!
「役職もかわいい名前にして、やりたいことだけやる」スタイルで、みんな楽しそうに参加しているそうですよ。
どの学校も、「強制→任意」に変わったことが一番のポイント!
最初は「人が集まるかな?」とドキドキした学校も、実際には「必要なときに必要な人が手を挙げてくれる」ようになって、むしろ協力がしやすくなったところがたくさんあります。
「うちの学校も廃止したら、こんなふうになるのかな?」とイメージが少し湧いてきましたか?
次は、メリットとデメリットを比べてみますね。
PTA廃止のメリットとデメリットを徹底比較

PTAを廃止してよかったことと、ちょっと気をつけたいことを、「実際にPTAを廃止した学校の声」をもとにまとめました。
表でわかりやすく比べてみましょう。
| 項目 | よかったこと(メリット) | 気をつけたいこと(デメリット) |
|---|---|---|
| 保護者の負担 | ・役員の強制やくじ引きがなくなり、仕事と両立しやすくなった! ・みんなが「やりたいときに手伝える」のでストレスが減った。 | ・ボランティア募集で、ときどき人が集まりにくい場合あり。 ・でも多くの学校では「意外と大丈夫」だった。 |
| 学校の活動 | ・必要なことだけに絞れて効率よくなった。 ・地域の人も手伝ってくれるところが増えた。 | ・見守りや旗当番が少し減ることも。 ・でも地域移行でカバーしている学校がほとんど。 |
| 学校と保護者の関係 | ・強制がなくなって信頼が増え、先生と保護者が話しやすくなった! | ・組織がないと意見を集めにくいときもあるけど、個別連絡やアプリで対応可能。 |
| 子どもたちへの影響 | ・保護者や先生のストレスが減って、子どもたちも笑顔に。 ・ほとんど悪い影響はないという声が多数。 | ・安全パトロールが減ると少し心配…という意見も稀に。 ・でも実際は問題なく回っている。 |
多くの学校が「メリットのほうがずっと大きい!」と感じていて、「廃止して正解だった」と話しています。
最初は心配しても、やってみたら「むしろ前よりいい感じ!」になったところが多いんですよ。
「うちの学校でも、こういう形にできるかも?」と、少し気が楽になってもらえましたか?
実際の学校関係者・保護者のリアルな声
廃止した学校の先生や保護者さんたちが「その後どう感じているか」を、実際の声を集めてお伝えしますね。
保護者の声
先生・校長先生の声
どの学校も「廃止してよかった!」という声がほとんどで、「困った」という話は意外と少ないんですよ。
最初はみんなドキドキしたけど、やってみたら「前よりいい感じ!」になったところがたくさんあります。
代表的なPTA廃止事例とその後の状況

ここでは、PTAを廃止した学校の代表的な事例をいくつかご紹介しますね。
東京都立川市立柏小学校(廃止:2022年度末)
立川市立柏小学校では、役員決めの難しさや活動の負担がきっかけで、保護者アンケートを実施しました。
なんと98.7%の方が「解散に賛成」と答え、2022年度末にPTAを解散!
その後どうなったかというと、学校が必要な手伝い(運動会や行事など)は、学校から直接保護者にボランティアを呼びかける形に変わりました。
お願いする仕事の内容をシンプルにしたり、募集人数を減らしたりしたので、以前より気軽に参加できるそうです。
副校長先生のお話では、
「PTAがなくなっても、特にデメリットは感じていません。無理なくできることを、できる人がする。それで十分回っています」
とのこと。
保護者有志で従来の活動を続けている部分もあり、「強制がなくなって、みんなの気持ちが軽くなった」と喜ぶ声が多いそうですよ。
不安だった方も、こんなふうに柔軟に変われるんだなと、少し希望が持てますよね。
東京都大田区立嶺町小学校(PTA廃止→PTO設立:2015年度から)
大田区立嶺町小学校は、保護者の不満の声がきっかけで2013年度にPTAを廃止し、1年の準備期間を経て、
2015年度から「PTO」(保護者と先生の学校応援団)という新しい組織をスタートさせた!
PTOは「できる人が、できるときに、できることを」という考えが基本で、すべて任意参加です。
その後、加入率はほぼ100%をキープしていて、みんなが楽しんで参加しているそうです。
行事ごとにサポーターを募集したり、保護者発案の「夢プロジェクト」をしたりと、強制感がまったくありません。
「PTAのときは義務で嫌々だったけど、今は『やりたい!』と思って手を挙げられる」との声がたくさん。
団長さんも「親しみやすい名前や呼び方に変えただけで、雰囲気がガラッと明るくなった」とおっしゃっています。
廃止から10年以上経ちますが、学校行事はちゃんと盛り上がっていて、むしろ保護者同士のつながりが強くなった例です。
「新しいカタチでも、子どもたちのために協力できるんだ」と実感できますよね。
千葉県流山市立小山小学校(廃止:2025年)
流山市立小山小学校は、役員のなり手不足が大きな問題になり、2025年3月にPTAを解散しました。
代わりに、活動の多くを「地域学校協働本部」(教育委員会がコーディネーターを置く仕組み)に移管した
その後、保護者の負担が減りつつ、必要な活動(見守りや行事の手伝い)は地域の人も巻き込んで継続できる見込みです。
似た取り組みをした学校では、「PTAの枠がなくなって、みんなが自由に協力できるようになった」と好評ですよ。
2025年の最新事例として、これからますます注目されそうですね。
滋賀県立長浜養護学校(廃止:2025年3月末)
特別支援学校の例として、長浜養護学校では保護者と先生へのアンケートで解散を決め、2025年3月末にPTAを解散。
新しく「学校伴走型サポーター制度Asukumu(アスクム)」という仕組みをスタートさせた!
「明日を組む」という意味で、みんなで子どもたちの未来をサポートしようという温かい名前です。
登録制で希望者がサポーターになり、負担が偏らないように工夫されています。
廃止前の不安はあったと思いますが、「必要な活動は残しつつ、みんなが無理なく参加できる」と前向きな声が多いそうです。
これらの事例を見ると、廃止は「何もなくなっちゃう」ではなく、「もっと柔軟で楽しい協力のカタチ」に生まれ変わるきっかけになっているんですよね。
PTAがない(廃止・非設置)学校一覧(2025年12月時点)

ここでは、PTAを廃止したか、最初から設置していない公立学校を中心にまとめました。
ただし、この一覧は、ニュースや公式情報で確認できた代表的な学校です。
実際にはもっとたくさんあって、毎年新しい学校が増えています。
「うちの近くにもあるかも?」と思ったら、学校のホームページや教育委員会に聞いてみるのが一番確実ですよ。
公立小学校編

- 東京都立川市立柏小学校
→ 2022年度末に廃止。学校が直接ボランティアを募集する形に変わり、行事はスムーズに継続中。
保護者の負担が減り、「参加したい」と思える雰囲気が広がっている。 - 東京都大田区立嶺町小学校
→ 2013年度に廃止し、2015年度から任意のPTO(保護者と先生の学校応援団)を開始。加入率はほぼ100%。
強制感がないため、保護者発案の楽しいプロジェクトも増えている。 - 千葉県流山市立小山小学校
→ 2025年3月に予定通り解散。活動の多くを地域学校協働本部に移管し、負担が軽くなって好評。
地域の人も巻き込み、見守りや行事サポートを継続している。 - 千葉県松戸市立栗ケ沢小学校
→ 2023年に廃止し、「チーム栗っ子」という任意のボランティアグループに生まれ変わった。
必要なときに必要な手伝いだけを気軽に募集するスタイル。 - 東京都杉並区立杉並和泉学園(小学校部)
→ 2019年に廃止。任意の保護者会で、必要な活動だけを無理なく継続。
その結果、保護者同士のつながりがむしろ強くなった。 - 神奈川県横浜市立都田西小学校
→ 2024年3月末に廃止し、4月から会費なしの「保護者会」へ移行。
運動会などの行事は、手を挙げたボランティアで十分にカバーできている。 - 長野県松本市立明善小学校
→ 2024年3月に廃止し、会費なしの保護者ボランティア組織として再出発。
負担の偏りがなくなり、みんなが安心して関われる形に。 - 神奈川県横浜市立横浜国立大学教育学部附属横浜小学校
→ もともとPTAを設置しておらず、学校主導のボランティアで運営。
保護者の自由度が高く、負担の少ないスタイルが確立している。 - 滋賀県大津市立志賀小学校
→ 2024年にPTAを解散し、「はなぞの会」という地域を巻き込んだ任意団体に再編。
保護者の負担感がなくなり、仕事との両立がしやすくなったと注目されている。 - 沖縄県北谷町立浜川小学校
→ 2025年5月にPTAを解散。会費の使途をめぐる不正調査がきっかけだったが、解散後は学校主導の任意協力へシフト。
保護者の声を取り入れた、透明でクリーンな運営を目指している。 - 広島市立小学校(9校)
→ 2025年5月時点で、市内140校のうち9校がPTAを解散・休会。
加入率の低下や負担集中が理由で、中国新聞でも報じられたように、地域ボランティアへの移行が進んでいる。
公立中学校編

- 東京都杉並区立杉並和泉学園(中学校部)
→ 小学校部と同じく2019年に廃止。文化祭や部活動のサポートを任意参加にしたことで、保護者の参加意欲がむしろ上がった。 - 千葉県流山市立おおぐろの森中学校
→ 2024年度頃から廃止の動きが進み、地域コミュニティ・スクールへ移行中。
元PTA会長さんが中心となり、新しい仕組みづくりをリードしている。 - 大阪府大阪市立大阪教育大学附属平野中学校
→ もともとPTAが設置されていない学校。
行事は学校がボランティアを柔軟に活用し、十分に運営できている。 - 長野県松本市立筑摩野中学校
→ 2023年に解散を決定。加入率の低下が大きな理由で、任意の保護者グループへ移行したことで負担が軽くなった。 - 兵庫県川西市立東谷中学校(ほか3校)
→ 2023年春に4校同時にPTAを解散。
新たに「ココスクール(Connecting Community and School)」という仕組みをつくり、地域と学校の連携を強化した。
加入率低下と負担の集中が限界に達していたことが背景。 - 東京都内谷中学校
→ 2025年度から広報委員会を廃止し、PTA活動をスリム化。
ブログ中心で情報共有する形に切り替えて、保護者の手間がぐっと減っている。
特別支援学校・その他編

- 滋賀県立長浜養護学校
→ 2025年3月末に廃止し、「学校伴走型サポーター制度 Asukumu(アスクム)」を新設。
登録制で負担なく参加でき、保護者207人・教職員116人が会員として協力している。 - 東京都立久我山青光学園
→ 2023年に廃止。
任意のサポーターグループをつくり、家庭ごとの事情やニーズに合わせて無理なく協力できる形に。 - 島根・鳥取県内の7校(公立小中)
→ 2024年にPTA組織から退会。
児童数・生徒数の減少で保護者の負担が大きくなったことがきっかけで、県連合会レベルでも見直しが進行中。
具体的な学校名は非公開だが、任意ボランティアへの移行が着実に進んでいる。
非設置や伝統的にPTAがない学校

- 私立学校の多く
→ 慶應義塾幼稚舎、青山学院初等部など、PTAを設置せず「学校主導の任意ボランティア」で運営している学校が多数。
全国では、数百校以上がこのスタイルを採用していると言われている。 - 地域の伝統例
→ 北海道や沖縄の一部の公立学校では、昔からPTAを設置せず、地域のボランティアネットワークで学校を支える形が根付いている。
2025年現在も、この流れに合流する学校が少しずつ増えている。
廃止した学校の共通点は、「強制がなくなって、みんなが気軽に協力できるくなった」ということ。
新しい協力のカタチで、子どもたちの学校生活はちゃんと守られていますよ。
まとめ:PTA廃止は「終わり」ではなく「新しい協力のカタチ」

PTAの役員くじ引きや会費、行事の負担に「もう限界かも…」とモヤモヤしている気持ち、とてもよくわかります。
でも、実際に廃止した学校のその後を見てみると、
という共通の声がたくさん聞こえてきますよね。
一覧でご紹介したように、2025年現在、全国で廃止・非設置の学校はどんどん増えています。
東京都内だけでも、立川市立柏小学校、大田区立嶺町小学校、杉並区立杉並和泉学園…と、身近なところで成功事例がたくさんありますよ。
千葉県流山市や長野県松本市、滋賀県、広島市でも新しい動きが続いています。
「うちの学校だけが特別」なんてことはない
廃止は「何かが失われる」ことではなく、「みんなが無理なく、笑顔で子どもたちを支えられる新しいスタート」なんです。
もし今、PTAのことで悩んでいるなら、まずは保護者同士や先生と「こんな学校にしたいね」と小さな話し合いから始めてみませんか?
きっと、そこからあなたたちの学校にぴったりの「新しい協力のカタチ」が見つかりますよ。
子どもたちのために、もっと楽しく、もっと温かい学校生活を一緒に作っていきましょう!
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