
夏休み、子どもを学童に預けて仕事…かわいそうかな
周りから『夏休みくらい一緒にいてあげたら?』って言われて辛い
共働き家庭のママなら、夏休みを前に一度は抱える悩みではないでしょうか。
結論からお伝えすると、学童に通うことが一概に「かわいそう」とは言えません。
子どもたちの実際の声を聞くと「友達と遊べて楽しい」という意見も多く、専門家も「親と離れる時間が必ずしも悪影響とは限らない」と指摘しています。
大切なのは、罪悪感を抱えすぎず、限られた時間の中で子どもとどう向き合うかです。
この記事では、学童に通う子どもたちの本音、ママが罪悪感を抱く理由、そして罪悪感を減らすための具体的な方法を詳しく解説します。
共働きの夏休み、学童はかわいそう?
「学童に通わせるのはかわいそう」という声をよく耳にしますが、実際に学童に通っている子どもたちはどう感じているのでしょうか。
調査データと子どもたちの生の声から、その実態を見ていきましょう。
学童に対する子どもの満足度は意外と高い
放課後児童クラブの利用に関する調査によると、現在学童に通っている子どもの満足度は76.4%に達しています。
保護者の満足度も79.2%と高く、親子ともに学童を肯定的に捉えているケースが多いことが分かりますね。
子どもたちの「楽しい」という声
調査で寄せられた子どもたちの声には、以下のようなものがあります。
学童は「ただ預けられる場所」ではなく、友達と遊び、新しい経験ができる場所として子どもたちに受け入れられていますよ。
「楽しくない」という子どもの声も
一方で、学童に不満を持つ子どもの声もあります。
Yahoo!知恵袋に寄せられた体験談でも、「学童しか知らない場合は、その範囲で楽しさや居場所を見つけるが、家に帰って親の顔を見て安心し、自由に過ごせる時間を経験すると『学童には行きたくない』と訴え始めた」という声がありました。
つまり、学童の環境や指導員との相性、友達関係によって、子どもの感じ方は大きく変わるということですね。
参考:Yahoo!知恵袋
学童をやめるべきかどうかの判断は、こちらの記事を参考にしてください。
「学童に行くのが当たり前」と受け入れている子も
読売新聞の発言小町には、「子どもは学童に通うことを当たり前と受け入れ、友達と遊べる楽しい場所と感じている」という保護者の声も多数寄せられています。
特に低学年のうちから学童に通っている子どもは、「その生活しか知らない」ため、すんなり受け入れるケースが多いようです。
また、「仕事が休みの日に学童を休ませたら、『学童の友達と遊びたかった』とボヤいていた」という声もあり、子どもにとって学童が大切な居場所になっていることが分かります。
参考:読売新聞 発言小町
共働きの夏休みをママが「かわいそう」と感じてしまう5つの理由
親が共働きでも子どもたちの多くは学童を楽しんでいるにもかかわらず、なぜママたちは「かわいそう」と感じてしまうのでしょうか。
その背景には、以下の5つの理由があります。
周囲の目や言葉
「夏休みくらい一緒にいてあげたら?」「ずっと学童なんてかわいそう」
こうした何気ない言葉が、働くママの心に突き刺さります。
特に専業主婦の義母や、時短勤務の友人から言われると、自分の選択が間違っているのではないかと不安になってしまいますよね。
自分の子ども時代との比較
「自分が子どもの頃は、夏休みは母と一緒に過ごした」
「プールに連れて行ってもらったり、お昼ご飯を一緒に食べたりした」
自分の思い出と比べて、子どもに同じ経験をさせてあげられないことに罪悪感を抱くママは少なくありません。
SNSで見る専業主婦ママの充実した夏休み
インスタグラムやFacebookで流れてくる、専業主婦ママの「今日はプールに行きました!」「子どもとお昼ご飯作りました♪」という投稿。
他人と比べる必要はないと分かっていても、つい「うちの子は学童でお弁当を食べているのに…」と落ち込んでしまいます。
子どもの「行きたくない」という言葉
朝、「学童行きたくない」「ママと家にいたい」と言われる瞬間が、一番辛いですよね。
東洋経済オンラインでは、こうした罪悪感が「小2の壁」として働く母親を苦しめていると指摘しています。
参考:東洋経済オンライン
働く母としての罪悪感
「仕事を優先して、子どもを犠牲にしているのではないか」
この罪悪感は、多くの働くママが抱える共通の悩みです。
夏休みに学童に行くメリット
罪悪感を感じてしまうママたちですが、学童に通うことで得られるメリットも実はたくさんあります。
ここでは、学童ならではの良い面を見ていきましょう。
友達と長時間過ごせる
学校では休み時間や放課後しか遊べない友達と、学童では長時間一緒に過ごせます。
異学年の友達もでき、社会性が育まれます。
普段できない遊びや体験
学童では、工作、スポーツ、読書、外遊びなど、さまざまなプログラムが用意されています。
家にいるだけでは経験できないことが、学童では日常的にできます。
社会性・自立心の育成
親以外の大人(指導員)や、年齢の異なる子どもたちとの関わりを通じて、社会性や自立心が育まれます。
自分でやるべきことを判断し、行動する力がつきます。
「親がいない夏休み」は本当に悪いこと?【専門家の見解】
「夏休みに親と一緒にいられないことは、子どもにとって本当に悪いことなのか」
この疑問に対して、専門家はどのように答えているのでしょうか。
親と離れる時間が子どもの成長に与える影響
発達心理学では、親と離れる時間が必ずしも悪影響を与えるわけではないとされています。
むしろ、適度な分離は子どもの自立心や社会性を育む機会にもなるそうですよ。
母子分離不安に関する研究では、「母親などから離れる時に不安を感じるのは発達上の通常の現象であり、2〜3歳で次第に治まる」とされています。
小学生になっても強い不安を示す場合は別ですが、学童に通いながらも家で親と過ごす時間を持てていれば、問題はないと考えられています。
参考:発達ナビ
「量より質」の子育て論
大切なのは、親と過ごす時間の「量」ではなく「質」です。
たとえ夏休み中、日中は学童に通っていたとしても、帰宅後や週末にしっかりと向き合う時間を持つことで、子どもは十分に愛情を感じることができます。
逆に、1日中一緒にいても、スマホばかり見ていたり、イライラして怒ってばかりいたりすれば、子どもは親の愛情を感じにくくなります。
働く親の背中を見せることの意味
働く親の姿を見て育つことで、子どもは「仕事をすること」「自立すること」の大切さを自然と学びます。
また、「ママも頑張っているから、自分も頑張ろう」という気持ちが芽生えることもあります。
罪悪感を持ちすぎることの弊害
親が罪悪感を抱きすぎると、その気持ちは子どもにも伝わります。
「ママが申し訳なさそうにしている」「自分が学童に行くことでママを困らせている」と子どもが感じてしまうと、逆に子どもを不安にさせてしまいます。
「学童も楽しいよね」「今日はどんなことがあった?」と明るく接することが、子どもの心の安定につながりますよ。
共働きの夏休み‥罪悪感を減らす5つの方法
それでも罪悪感を完全に消すことは難しいものですよね。
ここでは、罪悪感を少しでも減らし、前向きに夏休みを乗り切るための具体的な方法を5つご紹介します。
お弁当に手紙やメモを入れる
「今日も頑張ってね」「帰ったら一緒に○○しようね」など、ちょっとしたメッセージをお弁当に入れるだけで、子どもは昼食時に親を感じることができます。
イラストや似顔絵を描いたり、「今日のおかずは○○ちゃんの好きな唐揚げだよ」と書いたりするだけでも、子どもは嬉しいですよ。
ママの体験談
「毎日は無理でも、週に1〜2回メモを入れるようにしています。娘が『今日はお手紙あった!』と嬉しそうに報告してくれるので、続けています」
学童の先生とコミュニケーションを取る
子どもの様子を先生と共有することで、安心感が生まれます。
「今日はこんな遊びをしていました」「お友達とこんな会話をしていましたよ」と教えてもらえると、離れている時間も子どもの様子が分かり、罪悪感が和らぎます。
また、先生との信頼関係が子どもの安心にもつながりますよ。
具体的な声かけ例
「いつもお世話になっています。最近、家では○○と話していたのですが、学童ではどんな様子ですか?」
「何か気になることがあれば、教えていただけると助かります」
有給を使って平日1日だけ一緒に過ごす
夏休み中、有給を1日だけ取って子どもと過ごす日を作るのもおすすめです。
たった1日でも、「ママが自分のために時間を作ってくれた」という特別感が子どもには伝わりますよ。
計画的な有給取得のコツ
- 夏休み前に上司に相談しておく
- 繁忙期を避け、比較的余裕のある日を選ぶ
- 子どもと「この日は一緒に過ごそうね」と事前に約束しておく
「ありがとう」「頑張ってるね」と声をかける
学童に通ってくれることへの感謝を、言葉で伝えましょう。
「学童に行ってくれて、ママは助かっているよ。ありがとう」
「毎日頑張ってるね。えらいよ」
こうした言葉をかけることで、子どもは「自分も協力している」という実感を持ち、自己肯定感が高まります。
NGワードとOKワード
NG:「ごめんね、学童に行かせちゃって」
OK:「学童でいろんなことができて良かったね!」
NG:「ママも本当は一緒にいたいんだけど…」
OK:「今日も元気に行ってきてね。帰ったら話聞かせてね」
自分を責めすぎない
働くことは悪いことではありません。
むしろ、家計を支え、自分のキャリアを大切にすることは、子どもにとっても良いモデルとなります。
罪悪感が子どもに伝わることの方が問題です。
「私は私なりに頑張っている」と自分を認め、セルフケアも大切にしてください。
たまには自分へのご褒美を用意したり、信頼できる友人に話を聞いてもらったりすることで、心の余裕を保ちましょう。
共働きの夏休みに関する、よくある質問
共働き家庭の夏休みに関して、よくある質問とその回答をまとめました。
Q1: 学童を嫌がる子への対処法は?
A: まずは子どもの話をしっかり聞きましょう。
「何が嫌なの?」「どうしたら楽しくなるかな?」と質問し、具体的な理由を探ります。
友達関係、先生との相性、活動内容など、原因が分かれば対策も立てやすくなりますよね。
学童の先生にも相談し、環境を改善できないか話し合ってみてください。
Q2: 夏休み中ずっと学童に預けても大丈夫?
A: 大丈夫です。
ただし、週末や帰宅後に子どもとしっかり向き合う時間を作ることが大切です。
可能であれば、夏休み中に1〜2日、有給を取って一緒に過ごす日を作ると、子どもの満足度も上がりますよ。
Q3: 周囲に「かわいそう」と言われたらどう返す?
A: 「子どもは学童を楽しんでいますよ」「友達もたくさんできて、充実しているみたいです」と、子どもの様子を伝えるのが効果的です。
また、「働くことで家計も助かりますし、私も仕事にやりがいを感じているんです」と、自分の気持ちを伝えるのも良いでしょう。
無理に言い返す必要はなく、聞き流すことも大切です。
Q4: 専業主婦ママと比べて子どもに影響は?
A: 親と過ごす時間の「量」よりも「質」が重要です。
限られた時間でも、子どもの話をしっかり聞き、一緒に楽しむ時間を作れば、子どもは愛情を感じます。
また、働く親の姿を見て育つことで、子どもは「仕事の大切さ」や「自立すること」を学ぶこともできます。
Q5: 罪悪感が消えない時はどうすれば?
A: 罪悪感を完全に消すことは難しいかもしれませんが、「自分は自分なりに頑張っている」と認めることが第一歩です。
信頼できる友人やパートナーに話を聞いてもらったり、カウンセリングを利用したりするのも一つの方法です。
また、子どもの楽しそうな様子を見て、「この選択で良かった」と思える瞬間を大切にしてくださいね。
まとめ:共働きの夏休みでも、子どもは楽しめる力がある!
共働き家庭の夏休み、学童に預けることが「かわいそう」かどうかは、一概には言えません。
子どもたちの本音を聞くと、学童を楽しんでいる子も多く、満足度も高いことが分かります。
大切なのは、罪悪感を抱えすぎず、限られた時間の中で子どもとどう向き合うかです。
働くことは悪いことではありません。
子どもは親が思うより順応性が高く、学童での経験を通じて成長していきます。
罪悪感を抱えすぎず、できることから始めて、前向きに夏休みを乗り切りましょう。



