
小学生になったのに、まだ夜のオムツが取れない…
と悩んでいるママは、実はとても多いんです。
周りには相談しにくいし、「うちの子だけ?」と不安になりますよね。
でも大丈夫です。
小学5年生でも約5%のお子さんが夜尿症で悩んでいるんですよ。
珍しいことではないので、まずは深呼吸して、落ち着いてくださいね。
この記事では、オムツが取れない原因と、焦らず対処する方法を、丁寧に解説します。
この記事でわかること
もし、おむつを万が一洗濯してしまった時の対処法は、こちらの記事も参考にしてください。
オムツを洗濯機で洗ってしまった!柔軟剤がなぜ効く?対処法を解説
小学生でオムツが取れない5つの原因


なんでうちの子だけオムツが取れないんだろう。
トイレトレーニングの仕方がよくなかったのかな‥。
と自分を責めていませんか?
オムツが取れないのは、お子さんのせいでも、ママのせいでもありません。
体の発達には個人差があるんです。
まずは、オムツが取れない5つの原因を知って、落ち着いて対処しましょう。
原因1│夜間多尿:抗利尿ホルモンの分泌不足で夜間の尿量が多い
小学生になっても夜のオムツが取れない最も多い原因の一つは、夜間多尿です。
通常、夜間は「抗利尿ホルモン(バソプレシン)」という尿量を調整するホルモンが脳下垂体から分泌され、夜間に作られる尿の量を減らしています。
しかし、夜尿症のお子さんの約3分の1は、この抗利尿ホルモンの分泌が不足しているため、夜間に大量の尿が作られてしまうんです。
日本小児泌尿器科学会によると、抗利尿ホルモンの分泌リズムは成長とともに落ち着いていくとされています。
参考:日本小児泌尿器科学会「夜尿症」
個人差が大きく、7〜8歳頃まで発達が続くケースもあるので、焦らなくて大丈夫ですよ。
原因2│膀胱容量の減少:膀胱が小さく尿を溜めきれない
夜尿症の2つ目の原因は、膀胱の機能的容量が小さいことです。
膀胱容量の目安として、以下のデータがあります。
- 小学1年生:150cc以上
- 小学2年生:200cc以上
- 小学3年生:250cc以上
膀胱が小さいと、夜間に作られる尿を溜めきれず、寝ている間におもらししてしまうんですね。
膀胱は、尿を溜めることで大きく成長していきます。
焦らず、成長を見守ってあげてくださいね。
原因3│覚醒障害:睡眠が深く尿意に気づきにくい
「うちの子、本当によく寝るんです」という場合は、覚醒障害が原因かもしれません。
日本小児泌尿器科学会によると、夜尿症は「夜間睡眠中の覚醒障害(容易に起きない)を基盤として」起こるとされています。
参考:日本小児泌尿器科学会「夜尿症」
睡眠が深い子は、膀胱が満タンになっても目が覚めないことがあります。
脳が「おしっこを出したい」という信号をキャッチできないんです。
これは成長とともに改善されることが多いので、心配しすぎなくて大丈夫ですよ。
原因4│ストレスやプレッシャー(親が焦りすぎている)
「早くオムツを取らなきゃ」
「小学生なのに恥ずかしい」
という親の焦りは、実は子どもに伝わってしまうんです。
子どもは、ママの不安や焦りを敏感に感じ取ります。
そして、「また失敗した…」「ママに迷惑をかけている…」と自己肯定感を失ってしまうことがあります。
ストレスやプレッシャーは、おねしょを悪化させる原因にもなります。
責めずに見守ることが、実はオムツ卒業への一番の近道なんです。
「大丈夫だよ、そのうち治るからね」と、優しく声をかけてあげてくださいね。

朝の忙しい時間に「おねしょした」って言われると、ついイライラしてしまうよね。
防水シーツを敷くとかしてイライラせずに済むように対処しないとね。
原因5│発達障害や身体的な問題(まれなケース)
多くの場合は体の発達の個人差が原因ですが、まれに発達障害や身体的な問題が関係していることもあります。
発達障害(ADHD・自閉症スペクトラム障害など)のあるお子さんは、約3人に1人が夜尿症を合併すると言われています。
参考:おねしょとADHD(注意欠如・多動症)の関係について
これは、脳の中枢神経系が未発達になりやすく、排尿に関する感覚も発達しにくいからです。
また、膀胱炎や尿路感染症などの身体的な問題が隠れている場合もあります。
「もしかして…」と気になる場合は、小児科や泌尿器科に相談してみてくださいね。
早めに相談することで、適切な治療を受けられることもありますよ。
小学生のオムツはいつまで?夜尿症の基準と割合

「小学生でもオムツが取れないのは異常なの?」と不安になりますよね。
でも、実は珍しいことではないんです。
まずは、夜尿症の基準と、どのくらいのお子さんが悩んでいるのかを知りましょう。
5歳までは「おねしょ」、5歳以降は「夜尿症」
5歳までのおねしょは、「成長の途中」として扱われることが多く、病気ではありません。
しかし、5歳を過ぎても月に1回以上のおねしょが3ヶ月以上続く場合は、「夜尿症」と診断されることがあります。
夜尿症は、治療の対象になるケースもあります。
小児科や泌尿器科で相談すれば、生活習慣の見直しや薬物療法などで改善できることもあるんですよ。
「5歳を過ぎたら異常なの?」と不安にならなくて大丈夫です。
5歳はあくまで「目安」であって、個人差があるので焦らずに対処していきましょう。
小学5年生でも約5%(1クラスに2〜4名)が夜尿症
「うちの子だけ…」と思っていませんか?
実は、小学生でも夜尿症で悩んでいるお子さんはたくさんいるんです。
統計によると、以下のような割合で夜尿症のお子さんがいます。
- 小学1年生(6〜7歳):約10%
- 小学3年生(8〜9歳):約7%
- 小学5年生(10〜11歳):約5%
- 中学生:約1〜2%
小学5年生でも約5%、つまり1クラスに2〜4名のお子さんが夜尿症で悩んでいるんです。
周りに相談しにくいので「うちの子だけ」と思いがちですが、実は同じクラスにも悩んでいるお友達がいるかもしれませんよ。
引用元: 夜尿症診療ガイドライン2021
焦らなくて大丈夫!自然に治ることも多い
夜尿症は、成長とともに自然に治ることが多いんです。
中学生になる頃には、ほとんどのお子さんがおねしょを卒業しています。
また、適切な対処をすれば、改善率はさらに高くなります。生
活習慣を見直したり、病院で相談したりすることで、半年〜1年で症状が改善するケースも多いんですよ。
「いつまで続くの…」と不安になる気持ちは分かりますが、焦らず、ゆっくり見守ってあげてくださいね。
旅行でのおむつ対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
小学生でオムツが取れない時の対処法5ステップ

オムツが取れない原因が分かったら、次は具体的な対処法です。
焦らず、一つずつ試してみてください。
すぐに効果が出なくても大丈夫。ゆっくり進めていきましょう。
ステップ1│生活習慣を見直す(水分摂取・塩分・寝る前にトイレ)
夜尿症の改善には、まず生活習慣を見直すことが大切です。
実は、生活習慣の改善だけで、2〜3割のお子さんが夜尿症を改善できると言われているんですよ。
引用元: 夜尿症診療ガイドライン2021
以下のポイントを意識してみてください。
夕食から就寝までの時間を3時間以上あける
食事で摂取した水分が尿として膀胱に貯まるまでには、約3〜4時間かかります。
夕食から就寝までの時間をしっかりあければ、寝る前にトイレでたっぷりおしっこを出せるので、夜間に作られる尿の量が減りますよ。
夕方以降の水分摂取を控えめに(無理に制限しない)
夕方以降の水分摂取を少し控えめにすることも効果的です。
ただし、無理に我慢させるとストレスになるので、「喉が渇いたら飲んでいいよ」と伝えてあげてくださいね。
塩分を控える(夜間の尿量を減らす)
塩分を摂りすぎると、夜間の尿量が増えてしまいます。
夕食は、できるだけ薄味にすることを心がけてみてください。
外食やインスタント食品は塩分が多いので、注意が必要です。
寝る前に必ずトイレに行く習慣をつける
寝る直前にトイレに行く習慣をつけましょう。
膀胱を空っぽにしてから寝ることで、夜間のおねしょを減らせますよ。
寝冷え防止(体が冷えると尿量が増える)
体が冷えると、尿量が増えてしまいます。
寝る時は、お腹や足元が冷えないように、腹巻きや靴下を履かせてあげるといいですよ。
ステップ2│おねしょパンツ・パッドを活用する
おねしょパンツやパッドを活用すれば、布団を汚す心配がなくなり、ママも子どもも安心して眠れます。
ただし、「オムツだから失敗してもいいや」という気持ちにならないよう、子どもには「これはお布団を守るためのものだよ」と伝えてあげてくださいね。
徐々にパッドを薄くしていく方法もあります。
最初は厚手のパッドを使い、おねしょの回数が減ってきたら薄手のパッドに切り替えていくんです。
「そろそろパッドなしで寝てみようか?」とお子さんと相談しながら進めていくといいですよ。
ステップ3│子どもを責めない・プレッシャーをかけない
おねしょしてしまった時、「またおねしょした!」「何度言ったら分かるの!」と責めてしまいたくなる気持ちは分かります。
でも、責めるのは逆効果なんです。
子どもは、おねしょを「わざと」しているわけではありませんよね。
自分でもコントロールできないことで責められると、自己肯定感が下がり、ストレスでおねしょが悪化してしまうこともあります。
おねしょしてしまった時は、「大丈夫だよ、そのうち治るからね」と優しく声をかけてあげてください。
逆に、おねしょしなかった朝は、「すごいね!昨日はおねしょしなかったね!」と褒めてあげると、子どもの自信につながりますよ。
ステップ4│病院に相談する目安(小児科・泌尿器科)
以下のような場合は、小児科や泌尿器科に相談することをおすすめします。
病院では、生活習慣の見直しや、薬物療法などで夜尿症を改善できることがあります。
「病院に行くのは大げさかな…」と思わず、気軽に相談してみてくださいね。
早めに相談することで、子どもの自尊心を守ることもできますよ。
ステップ5│夜中に無理に起こさない(膀胱トレーニング)
「夜中に起こしてトイレに連れて行けば、おねしょを防げるのでは?」と思うかもしれませんが、実はこれは逆効果なんです。
夜中に無理に起こしてトイレに連れて行くと、膀胱が「尿を溜める」練習ができなくなってしまいます。
膀胱は、尿を溜めることで大きく成長していくので、無理に起こすと膀胱の発達が遅れてしまうんですね。
また、深い睡眠を妨げることにもなり、子どもの成長にも悪影響を与えてしまいます。
基本的には、自然に目が覚めるまで待つことが大切です。
ただし、修学旅行や家族旅行など、特別な場合に限って夜中に起こすのは問題ありません。
そのような場合は、一時的な対策として活用してくださいね。
おねしょパンツ・パッドのおすすめ5選


小学生でも使えるおねしょパンツってあるの?
実は、小学生向けの大きいサイズもあるんです。
ここでは、旅行にも使えるおすすめ商品を5つ厳選してご紹介します。
おすすめ1:リフレ はくパンツジュニア(SSサイズ・Sサイズ)
小学生でも使える大きいサイズのはくパンツです。
薄型なので、パジャマの下に履いても友達にバレにくく、修学旅行や家族旅行にもおすすめですよ。
吸収力も高く、朝までしっかり漏れを防いでくれます。
おすすめ2:ピジョン おねしょ対策パッド(夜用・24枚入り)
手持ちの布パンツにセットするだけで使えるおねしょパッドです。
横モレしにくく、朝までぐっすり眠れます。
使い捨てタイプなので、旅行にも持ち運びやすいですよ。
パッドなら、「オムツを履いている」という抵抗感も少なく、子どもも受け入れやすいのではないでしょうか。
おすすめ3:おねしょズボン(防水・腹巻きタイプ・2枚セット)
防水パンツと腹巻きが一体になったおねしょズボンです。
コットン100%で肌に優しく、腹巻きがついているのでお腹が冷えず、寝冷え防止にもなります。
洗い替えが2枚セットになっているので、旅行にも便利ですよ。
おすすめ4:ユニ・チャーム オヤスミマン(男の子用・女の子用)
たっぷりのおしっこを吸収してくれる夜用オムツです。
パンツタイプで履きやすく、ビッグサイズもあるので、小学生でも使えます。
男の子用・女の子用に分かれているので、体に合わせて選べるのもポイントです。
おすすめ5:P&G パンパース おやすみパンツ
どんなに寝返りしても、脚や背中からのモレを防いでくれるおやすみパンツです。
吸収力が高く、朝までぐっすり眠れます。ビッグサイズもあるので、小学生でも安心して使えますよ。
パンパースは肌触りも良く、かぶれにくいので、敏感肌のお子さんにもおすすめです。
もし、おむつを万が一洗濯してしまった時の対処法は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ:小学生でオムツが取れなくても焦らず対処すれば大丈夫

小学生でオムツが取れないのは、珍しいことではありません。
体の発達には個人差があるので、焦らなくて大丈夫ですよ。
まずは生活習慣を見直し、子どもを責めずに見守ることが大切です。
夕食から就寝までの時間を3時間以上あけたり、寝る前に必ずトイレに行く習慣をつけたりすることで、2〜3割のお子さんが改善できると言われています。
おねしょパンツやパッドを活用すれば、布団を汚す心配もなくなり、ママも子どもも安心して眠れますよ。
それでも不安な場合は、小児科や泌尿器科に相談してみてくださいね。
薬物療法などで改善できることもあります。
焦らず、ゆっくり、お子さんのペースで進めていきましょう。
いつか必ず、オムツを卒業できる日が来ますから。



