
保育園の24時間ルールって何?
守らないとどうなるの?
保育園から「24時間ルールがあるので…」と言われて、「何それ?」と思ったことはありませんか?
「24時間も休まないといけないの?」「仕事が休めないから守れない…」「守らない親がいて困る…」という悩みもありますよね。
結論から言うと、24時間ルールとは「解熱後24時間は自宅で様子を見てから登園する」というルールです。
多くの保育園で採用されており、子どもの体調を守り、園全体への感染を防ぐために設けられています。
この記事では、保育園の熱24時間ルールについて、以下の内容を詳しく解説しますね。
「前日の夜に熱が出て、翌朝平熱なら保育園に行かせていい?」と迷っている方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
保育園の熱24時間ルールとは?

保育園の「24時間ルール」とは、「解熱後24時間は自宅で様子を見てから登園する」というルールです。
つまり、熱が下がってから丸1日(24時間)は保育園を休んで、その後元気であれば登園できるという基準ですね。
多くの保育園で採用されているルールですが、「法律で決まっているの?」「守らないと罰則があるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、24時間ルールについて詳しく解説します。
保育園の24時間ルールは法律で決まっているの?
保育園の「24時間ルール」は法律で義務付けられているわけではなく、各保育園が独自に設けているルールです。

え?じゃあ、誰が作ったの?
厚生労働省の「保育所における感染症ガイドライン」では、こんな風に書かれています。
「24時間以内に38℃以上の熱が出ていた場合は、登園を控えるのが望ましい」
参考:厚生労働省「保育所における感染症ガイドライン」:
このガイドラインに基づいて、多くの保育園では「解熱後24時間は登園NG」というルールを設けているんですね。
つまり、法律ではないけれど、国のガイドラインで推奨されているルールなんです。
守らないと罰則があるの?
24時間ルールは法律ではないので、守らなくても法的な罰則はありません。

じゃあ、別に守らなくても大丈夫ってことね!
ただし、保育園のルールとして設けられている場合、守らないとこんなことが起こる可能性がありますよ。
保育園は「契約」に基づいて利用する施設なので、園のルールを守ることが前提になっています。
「守らないとどうなるの?」という具体的なトラブル事例は、こちらで詳しく解説しますね。
解熱後24時間の数え方
「解熱後24時間」と言われても、具体的にいつから数えるのか分かりにくいですよね。
24時間のカウントは、解熱した時点から24時間を数えます。
「熱が出た日」ではなく、「熱が下がった時点」が起点になる点に注意が必要ですよ。
一般的に、37.5℃未満が平熱とされていますが、園によって基準が異なる場合もあります。
具体例を紹介しますね。
パターン1:夜に熱が出て、翌朝平熱の場合
- 1日目の夜20時:38.5℃の熱が出る
- 2日目の朝7時:熱が下がって36.5℃(平熱)← ここが起点
- 2日目:この日は休む(解熱後24時間経っていないため)
- 3日目の朝7時:解熱してから24時間経過
- 3日目:元気であれば登園OK
パターン2:昼に熱が下がった場合
- 1日目の午前10時:38℃の熱が出る
- 1日目の午後15時:熱が下がって36.8℃(平熱)← ここが起点
- 2日目の午後15時:解熱してから24時間経過
- 3日目の朝:元気であれば登園OK
このように、熱が下がった時点から24時間経過してから登園できるというルールです。
「前日の夜に熱→翌朝平熱」の場合はどうなる?
「前日の夜に熱が出て、翌朝平熱に戻っている場合」は、24時間ルールに照らすと登園NGになるケースが多いです。
多くの保育園では、「前日の夜に38℃以上の熱があった場合は、翌日は登園を控えてください」と明確にルールを設けています。
詳しくは、こちらの記事で詳しく解説しています。
「平熱」の基準は何℃?
24時間ルールでは「解熱後」と言いますが、「平熱」の基準も気になりますよね。
一般的な基準
- 37.5℃未満を平熱とする園が多い
- 38℃以上を発熱とする
ただし、子どもによって平熱は異なりますよね。
たとえば、普段の平熱が36.5℃の子が37.3℃なら、微熱と判断されることもあります。
一方で、普段の平熱が37℃の子が37.3℃なら、平熱の範囲内と判断されることもあるのです。
このように、子どもによって体温には個人差があるため、普段の体温を把握しておくことが大切ですよ。
また、園によっては「37.0℃以下」「37.3℃以下」など、細かく基準を設けている場合もあるので、入園時のしおりや連絡帳で確認しておくと安心ですね。
園によってルールが違う
多くの保育園では「解熱後24時間」ルールを採用していますが、園によって基準が異なることもあります。
解熱後24時間ルール(最も一般的)
- 解熱してから24時間経過すれば登園OK
- 全身状態が良好であることが前提
解熱後48時間ルール(厳格な園)
- 解熱してから48時間(2日間)経過してから登園OK
- 冬季(インフルエンザ・ノロウイルスなど)は特に厳格に運用する園もある
医師の診断書が必要
- 感染症が流行する時期は、医師の「登園許可証」を求められることもある
- インフルエンザ・RSウイルス・アデノウイルスなどの場合
入園時に配られるしおりや連絡帳に記載されていることが多いので、事前に確認しておくと安心です。
もし手元にない場合は、園に直接聞いてみましょう。
保育園の熱24時間ルールを守らないとどうなる?起こりうる5つのトラブル

24時間ルールを守らずに登園させてしまうと、どんなトラブルが起こる可能性があるのでしょうか。
ここでは、実際に起こりうる5つのトラブルを紹介します。
園で熱がぶり返し、急なお迎え要請が来る
朝は平熱で元気そうに見えても、午後になると熱がぶり返すケースが非常に多いです。
体温は1日の中で変動しやすく、朝は低め、午後から夕方にかけて高くなる傾向があります。
そのため、朝は36.5℃でも、昼過ぎには38℃を超えることも珍しくありません。
園で熱が出ると、保育士から電話がかかってきて、仕事中に急いでお迎えに行かなければならない状況になります。
結局、仕事を中断することになり、「最初から休ませておけばよかった…」と後悔するケースが多いです。
クラス全体に感染が広がり、他の保護者からクレームが来る
解熱後24時間が経っていない状態では、まだウイルスが体内に残っている可能性があります。
たとえば、インフルエンザの場合、発症前日から発症後7日間はウイルスを排出し続けます。
解熱後も48時間(幼児は72時間)は感染力が残っているとされているんです。
風邪のウイルスも同様に、症状が治まっても数日間は体内に残っていることがありますよ。
そのため、24時間ルールを守らずに登園させると、クラスの他の子どもたちに感染が広がるリスクに。
他の保護者から「うちの子もうつされた」とクレームが来たり、保護者同士の関係がギクシャクする原因になるかもしれません。
園から正式な注意・警告を受ける
一度や二度ならまだしも、何度も24時間ルールを守らないと、園から正式な注意や警告を受けることがあります。
最初は口頭での注意ですが、繰り返すと書面での警告に発展することも。
「仕事が休めなくて…」という事情は理解されることもありますが、園側としては「他の子どもたちの安全を守る」ことが最優先です。
ルールを守らないことが続くと、園との信頼関係が崩れてしまう可能性もありますよ。
保護者同士の関係が悪化する
24時間ルールを守らない親に対して、他の保護者から冷ややかな目で見られることもあります。
「あの子、昨日熱出してたのに今日来てる…」
「うちの子にうつったらどうしよう」
こうした不安や不満が積み重なると、保護者同士の関係がギクシャクしてしまいますよね。
特にママ友グループやクラスLINEなどで話題になると、居心地が悪くなってしまいます。
最悪の場合、登園制限や退園勧告を受けることも
繰り返し24時間ルールを守らず、園からの注意も聞かない場合、登園制限(一定期間の登園禁止)や、最悪の場合は退園勧告を受ける可能性もあります。
これは極端なケースですが、実際に「ルールを守らない保護者には対応できない」として、園側が強い措置を取ることもあるのです。
「仕事が休めない」「朝は元気そうだから」という気持ちもわかりますが、結果的にもっと大きなトラブルになるリスクがあることを知っておきましょう。
保育園の24時間ルールを守れない親の本音と対処法

24時間ルールがあることは知っていても、「守りたくても守れない…」という状況に直面する親も少なくありません。
ここでは、実際に24時間ルールを守れなかった親の本音や体験談と、その対処法を紹介します。
仕事が休めない

明日は大事な会議があって、どうしても休めない…
これ以上休むと職場に迷惑がかかっちゃう
共働き家庭やワンオペ育児の家庭では、仕事の都合で休めないというケースが最も多いです。
特に、パートや派遣で働いている場合、「休みすぎるとクビになるかも」という不安から、無理に登園させてしまうこともあります。
対処法
まずは職場に正直に事情を伝え、在宅勤務や時短勤務ができないか相談してみましょう。
また、有給休暇や看護休暇を活用することもできます。
看護休暇は、子どもの看護のために年5日(子どもが2人以上なら年10日)取得できる制度です。
どうしても難しい場合は、病児保育やファミリーサポート、ベビーシッターの利用も検討してみてくださいね。
経済的な理由で休めない

パートだから休んだ分は収入がゼロ。
休むと給料が減ってしまって生活が苦しい‥。
時給制のパートやアルバイトで働いている場合、休むとそのまま収入が減るため、無理をしてでも働きたいという気持ちになります。
特に、生活が厳しい家庭では、「1日分の給料が減るのは痛い」という現実的な問題がありますよね。
対処法
経済的に厳しいときこそ、園に正直に相談してみましょう。
園によっては「午前中だけ預かる」「様子を見ながら対応する」など、柔軟に対応してくれることもあります。
また、自治体の子育て支援制度や病児保育の利用料補助がある場合もあるので、役所の子育て支援窓口に問い合わせてみることをおすすめします。
24時間ルールを知らなかった

24時間ルールがあることを知らなかったから、熱が出た次の日でも登園させてたよ。
入園時の説明を見落としていたり、連絡帳やしおりをしっかり読んでいなかったりして、ルール自体を知らなかったというケースもあります。
特に、初めての子育てで保育園に慣れていない場合、「熱が下がれば登園OK」と思い込んでいることもあります。
対処法
まずは入園時のしおりや連絡帳を確認しましょう。
園によってルールが異なるため、「解熱後24時間」なのか「解熱後48時間」なのか、事前に把握しておくことが大切です。
不明な点があれば、園に直接問い合わせて確認しましょう。
わからないまま登園させてしまうと、後で注意を受けることになりますよ。
上の子の行事や用事があって休めない

上の子の参観日や習い事の送迎がある時は、どうしても保育園に行ってもらわないと困る‥。
兄弟がいる家庭では、上の子の予定があって、下の子を休ませられないという状況もありますよね。
「下の子は朝は元気だし、とりあえず保育園に預けて、上の子の用事を済ませよう」と判断してしまうこともあります。
対処法
可能であれば、家族や親せき、ファミリーサポートに協力をお願いしてみましょう。
また、園に事情を説明し、「上の子の行事があるため、数時間だけ預かってもらえないか」と相談するのも一つの方法です。
園側も事情を理解してくれることが多いので、まずは正直に相談してみることが大切ですね。
周りの親も守ってないから、自分も…

他のママも守ってないみたいだし、自分だけ厳格に守る必要はないんじゃない?
周囲に24時間ルールを守らない親がいると、「みんなやってるから大丈夫」という心理が働くこともあります。
しかし、園側はしっかりチェックしていることが多く、繰り返すと注意を受ける可能性がありますよ。
対処法
周りが守っていなくても、自分は園のルールを守ることが大切です。
ルールを守らないことで、他の子どもに感染が広がったり、園からの信頼を失ったりするリスクがあります。
「みんなやってるから」ではなく、「自分の子どもと他の子どもを守るため」という意識を持ちましょう。
園側も保護者の事情を理解しようとしてくれることが多いので、無断で登園させるのではなく、事前に相談してみましょう。
24時間ルールを守らない場合|園側の対応・ペナルティ

24時間ルールを守らずに何度も登園させてしまうと、保育園側からどのような対応を受けるのでしょうか。
ここでは、園側の対応やペナルティについて、段階的に解説します。
初回:口頭での注意
最初は、保育士から口頭で注意を受けることが多いです。
「昨夜熱が出ていたようですが、24時間ルールをご存じですか?」
「次回からは、解熱後24時間は様子を見てから登園してくださいね」
このように、やわらかい口調で注意されることがほとんどです。
初回であれば、「知らなかった」「うっかりしていた」という理由で済むこともあります。
ただし、この時点で園のルールをしっかり確認しておくことが大切ですよ。
2回目:書面での警告
口頭注意を受けたにもかかわらず、再び24時間ルールを守らずに登園させた場合、書面での警告を受けることがあります。
連絡帳に記載されたり、正式な文書で通知されたりすることもあります。
書面での警告例
「○月○日、お子様が前日の夜に発熱していたにもかかわらず登園されました。
当園では、解熱後24時間は自宅で様子を見ていただくルールがございます。
今後もこのような状況が続く場合は、登園をお断りすることもございますので、ご理解とご協力をお願いいたします。」
この段階になると、園側も「保護者がルールを理解していない」「意図的に守っていない」と判断し始めます。
3回目以降:登園制限、面談、最悪退園勧告
2回目の警告を受けても改善されない場合、より厳しい対応が取られることがあります。
登園制限(一定期間の登園禁止)
「今後1週間は登園をお控えください」といった形で、一定期間の登園を禁止されることがあります。
これは、他の子どもたちの安全を守るための措置です。
保護者との面談
園長や主任保育士と面談を行い、今後の対応について話し合うこともあります。
「なぜルールを守れないのか」「どのような事情があるのか」を聞き取り、解決策を一緒に考えることもあります。
ただし、面談でも改善が見られない場合は、さらに厳しい措置が取られることもありますよ。
最悪の場合、退園勧告
極端なケースですが、退園勧告を受けることもあります。
「当園のルールを守っていただけない場合、他の保護者様やお子様の安全を守ることができません。
大変申し訳ございませんが、退園をご検討ください」
このような通知を受けることは稀ですが、実際に起こり得ることです。
厳しい園と緩い園の違い
園によって、24時間ルールに対する厳しさは異なります。
厳しい園の特徴
- 前夜に熱があれば翌日は一律NG
- 解熱後48時間ルールを設けている
- 医師の診断書や登園許可証が必要
- ルール違反に対して厳格に対応する
緩い園の特徴
- 朝の体温測定で平熱であればOK
- 保護者の判断に任せる部分がある
- 初回のルール違反には寛容
- 事情を考慮して柔軟に対応してくれる
ただし、「緩い園だから守らなくていい」というわけではありません。
他の子どもへの感染リスクや、自分の子どもの体調を考えると、どんな園でもルールを守ることが大切ですね。
実例紹介
ここでは、実際に24時間ルールを守らなかったことで園から対応を受けた保護者の体験談を紹介します。
実例1:口頭注意で改善したケース
「初めての子育てで、24時間ルールを知りませんでした。
保育士さんに注意されて初めて知り、それ以降はしっかり守るようにしました。
園側も優しく教えてくれたので、ありがたかったです。」
実例2:書面警告を受けたケース(ママリより)
「仕事が休めず、何度か前夜の熱でも登園させてしまいました。
ある日、連絡帳に『今後も続く場合は登園をお断りすることもあります』と書かれていて、焦りました。
それ以降は病児保育を利用するようにしました。」
実例3:退園勧告寸前のケース(Yahoo!知恵袋より)
「何度も注意されたのに、仕事が休めず登園させ続けました。
ある日、園長から面談を求められ、『このままでは退園をお願いすることになります』と言われました。
さすがに危機感を持ち、職場に相談して在宅勤務に切り替えました。」
園によって対応の厳しさは異なりますが、ルールを守らないことで園との信頼関係が崩れることは間違いありません。
「守りたくても守れない」という事情がある場合は、早めに園に相談し、一緒に解決策を考えることが大切ですよ。
まとめ:保育園の24時間ルールは必ず守ろう

保育園の「24時間ルール」とは、熱が下がった時点から24時間は自宅で様子を見てから登園できるという基準のことです。
多くの保育園で採用されており、厚生労働省のガイドラインでも「24時間以内に38℃以上の熱が出ていた場合は登園を控える」ことが推奨されています。
24時間ルールを守らないとどうなる?
- 園で熱がぶり返し、急なお迎え要請が来る
- 他の子どもに感染が広がり、保護者からクレームが来る
- 園から注意・警告を受ける
- 保護者同士の関係が悪化する
- 最悪の場合、登園制限や退園勧告を受けることも
守れないときはどうすればいい?
- まずは園に正直に相談する
- 在宅勤務・時短勤務・有給休暇を活用する
- 病児保育・ファミリーサポート・ベビーシッターを利用する
- 家族や親せきに協力をお願いする
園側の対応は?
- 初回:口頭での注意
- 2回目:書面での警告
- 3回目以降:登園制限、面談、最悪退園勧告
「仕事が休めない」「経済的に厳しい」など、24時間ルールを守れない事情があることは理解できます。
でも、ルールを守らないことで、結果的にもっと大きなトラブルになるリスクがあります。
まずは園に正直に相談することが、何よりも大切ですよ。
園側も保護者の事情を理解しようとしてくれることが多いので、無断で登園させるのではなく、事前に相談してみましょう。
子どもの体調を最優先に考えながら、園とのコミュニケーションを大切にしていきましょう。


