2026年5月は142品目が値上げされますが、中でも特に注意すべきなのが建材(窓・ドア・エクステリア)の5〜10%値上げです。
新築住宅の購入を検討中の方、子ども部屋の増設リフォームを考えている方、二重窓にして光熱費を抑えたいと思っている方は、この値上げが家計に大きく影響します。
具体的には、一戸建て住宅の窓とドアだけで約20万円の負担増になる可能性も。
この記事では、5月の建材値上げについて、どのメーカーのどの商品が値上がりするのか、子育て家庭への影響額はどのくらいか、4月中に契約すべきかどうかを、詳しく解説します。
2026年5月の値上げ一覧【142品目】
まずは、2026年5月の値上げ全体像を把握しましょう。
帝国データバンクの最新データ
帝国データバンクが2026年1月30日に発表した『食品主要195社 価格改定動向調査』によると、2026年5月は142品目が値上げされます。
月別の値上げ品目数の推移は以下の通りです。
| 月 | 値上げ品目数 |
|---|---|
| 1月 | 344品目 |
| 2月 | 674品目 |
| 3月 | 684品目 |
| 4月 | 2,516品目 |
| 5月 | 142品目 |
| 6月 | 133品目 |
4月は2,516品目と突出していましたが、5月は142品目と大幅に減少しています。
1〜5月の累計では約3,720品目が値上げされ、平均値上げ率は約14%に達しています。
出典: 帝国データバンク
5月の値上げの特徴
5月の値上げは、4月に比べて品目数が大幅に減少しましたが、内容を見ると見過ごせない重要な変化があります。
それが、建材(住宅関連商品)の値上げです。
YKK APとLIXILという、日本を代表する建材メーカー2社が、2026年5月1日から一斉に価格改定を実施します。
これまでの値上げは主に食品や日用品でしたが、5月からは「住まい」そのものにかかる費用が上がるという点で、子育て家庭にとって見過ごせない値上げと言えるでしょう。
特に、以下のような計画がある家庭は要注意です。
5月値上げ品目の一覧【分野別】
では、5月に具体的にどんな商品が値上がりするのか、分野別に見ていきましょう。
① 建材(住宅関連)
■YKK AP(5月1日受注分から)
- 窓・サッシ(アルミサッシ、樹脂窓)
- 玄関ドア(断熱ドア、親子ドアなど)
- エクステリア(カーポート、フェンス、門扉など)
- 金属外装材
- ビル用商品
値上げ幅: 約5〜10%
■LIXIL(リクシル)(5月1日から)
- 住宅サッシ
- ドア
値上げ幅: 平均5%程度
子育て家庭への影響
新築住宅購入やリフォームを検討中の家庭は、窓とドアだけで数万〜数十万円の負担増になる可能性があります。
② 食品・お菓子
■江崎グリコ(5月1日出荷分から)
- ポッキー
- カプリコ
- GABA(チョコレート)
- アーモンドピーク
- プリッツ
- カフェゼリー
- 100%果汁飲料シリーズ
子育て家庭への影響
ポッキーやプリッツは、子どものおやつの定番ですよね。
1箱あたり10〜20円程度の値上げが予想されます。
■エースコック(5月1日出荷分から)
- スープはるさめ: 182円 → 200円(+18円)
- 米めん
子育て家庭への影響
スープはるさめは、子どもの夜食や、忙しい時の軽食として便利ですよね。
1個あたり18円の値上げは、ちょっと痛いところです。
5月値上げのポイントまとめ
5月の値上げ142品目を分野別にまとめると、以下のようになります。
| 分野 | 主なメーカー | 主な商品 |
|---|---|---|
| 建材 | YKK AP、LIXIL | 窓・ドア・エクステリア |
| 食品・お菓子 | 江崎グリコ | ポッキー、プリッツ、GABA、果汁飲料 |
| 食品・はるさめ | エースコック | スープはるさめ、米めん |
5月の値上げは品目数こそ少ないものの、建材という高額商品が含まれているため、新築・リフォームを検討中の家庭にとっては、数万〜数十万円の負担増になる可能性があります。
また、子どものおやつとして人気のポッキーやプリッツも値上げされるため、「ちょっとしたこと」ではありますが、積み重なると家計に響いてきますね。
2026年5月からの「YKK AP」の値上げ詳細
YKK APは、窓・サッシや玄関ドアなどの住宅用建材で国内トップシェアを誇るメーカーです。
値上げの概要は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象商品 | 住宅用商品・エクステリア商品・金属外装材・ビル用商品 |
| 値上げ幅 | 約5〜10% |
| 実施時期 | 2026年5月1日受注分から |
出典: 住宅産業新聞
具体的にどんな商品が値上がりする?
YKK APの値上げ対象商品は多岐にわたりますが、子育て家庭に特に関係が深い商品をピックアップしてご紹介します。
① 窓・サッシ(アルミサッシ、樹脂窓)
窓は住宅に欠かせない建材ですよね。
新築でもリフォームでも、窓の数は10箇所以上になることが一般的です。
値上げ前後の価格例
- リビング用大型窓(掃き出し窓)
約30万円 → 約33万円(+3万円) - 子ども部屋用窓(腰高窓)
約15万円 → 約16.5万円(+1.5万円) - 二重窓(内窓)(断熱リフォーム用)
約10万円 → 約11万円(+1万円)
※価格は商品のグレードやサイズによって異なります。
リビングの大きな窓は、明るさや開放感を生み出してくれますが、その分値上げ幅も大きくなります。
子ども部屋を2部屋作る場合、窓だけで+3万円の負担増になる計算です。
② 玄関ドア
玄関ドアは、家の「顔」とも言える重要な部分ですよね。
ベビーカーや三輪車の出し入れがしやすい親子ドアを選ぶ家庭も多いのではないでしょうか。
値上げ前後の価格例
- 断熱玄関ドア(片開きドア)
約20万円 → 約22万円(+2万円) - 親子ドア(ベビーカー出し入れしやすいタイプ)
約25万円 → 約27.5万円(+2.5万円)
※価格は商品のグレードやデザインによって異なります。
玄関ドアは毎日何度も開け閉めする場所なので、使いやすさや断熱性能にこだわりたいところですが、その分コストもかかります。
③ エクステリア(カーポート、フェンス、門扉)
子どもが大きくなると、車で送り迎えをする機会も増えますよね。
カーポートがあれば、雨の日でも濡れずに車の乗り降りができて便利です。
値上げ前後の価格例
- カーポート(1台用)
約50万円 → 約55万円(+5万円) - フェンス(10m)
約30万円 → 約33万円(+3万円) - 門扉
約15万円 → 約16.5万円(+1.5万円)
※価格は商品のサイズやデザインによって異なります。
エクステリアは「後回しでもいいかな…」と思いがちですよね。
しかし、子どもが小さいうちは道路への飛び出し防止のためにフェンスが必要だったり、防犯のために門扉が必要だったりと、意外と重要な設備です。
なぜ値上げ?
YKK APが値上げを決めた主な理由は以下の通りです。
- 原材料(アルミ、樹脂)価格の高騰
窓やドアの材料となるアルミや樹脂の価格が世界的に上昇しています。 - 円安の影響
原材料の多くは海外から輸入しているため、円安になると仕入れコストが上がります。 - 物流コストの上昇
トラックドライバー不足や燃料費の高騰により、物流コストが上昇しています。 - エネルギーコストの上昇
製造工程で使う電気代やガス代も上昇しています。
メーカー側も企業努力で吸収しようとしてきたそうですが、これ以上は難しいと判断し、今回の価格改定に踏み切ったとのことです。
2026年5月からの「LIXIL」の値上げ詳細
LIXIL(リクシル)も、YKK APと並ぶ国内大手の建材メーカーです。
キッチンやトイレなどの水回り設備でも有名ですね。
値上げの概要は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象商品 | 住宅サッシ・ドア |
| 値上げ幅 | 平均5%程度 |
| 実施時期 | 2026年5月1日から |
出典: LIXILニュースリリース
具体的にどんな商品が値上がりする?
LIXILの値上げ対象は、主に窓とドアです。
① 断熱サッシ
- リビング用大型窓
約25万円 → 約26.3万円(+1.3万円) - 子ども部屋用窓
約12万円 → 約12.6万円(+6千円)
② 玄関ドア
- 断熱玄関ドア
約18万円 → 約18.9万円(+9千円)
※価格は商品のグレードやサイズによって異なります。
YKK APとLIXIL、どちらを選ぶ?
「YKK APとLIXIL、どっちが安いの?」と気になりますよね。
値上げ幅だけを見ると、YKK APが5〜10%、LIXILが平均5%なので、LIXILの方が値上げ幅は小さいです。
ただし、値上げ前の価格はメーカーや商品によって異なりますし、性能やデザインも違います。
例えば、断熱性能が高い窓を選びたい場合、値上げ後でもコストパフォーマンスが良いメーカーを選んだ方が、長期的には光熱費の節約につながります。
大切なのは、複数社から見積もりを取って比較することです。
「A社は値上げ幅が大きいけど、元の価格が安かった」ということもあれば、「B社は値上げ幅が小さいけど、元の価格が高かった」ということもあります。
焦らず、じっくり比較検討することをおすすめします。
子育て家庭への影響額 – ケース別シミュレーション
「具体的に、うちの場合はいくら負担が増えるの?」と気になりますよね。
ここでは、子育て家庭でよくあるケースごとに、値上げの影響額をシミュレーションしてみます。
ケース① 新築住宅を購入する場合
家族構成: 夫婦+子ども2人(4人家族)
住宅: 一戸建て(3LDK)
建材の内訳:
- 窓10箇所(リビング大型窓2箇所、子ども部屋窓4箇所、寝室窓2箇所、トイレ・浴室窓2箇所)
- 玄関ドア1つ
4月契約の場合(値上げ前)
- 窓10箇所: 平均20万円/箇所 × 10 = 200万円
- 玄関ドア: 20万円
- 合計: 220万円
5月契約の場合(値上げ後・YKK AP想定)
- 窓10箇所: 平均22万円/箇所 × 10 = 220万円(+20万円)
- 玄関ドア: 22万円(+2万円)
- 合計: 242万円(+22万円)
4月中に契約すれば、約22万円節約できる!
新築住宅を購入する場合、窓とドアだけで約22万円もの差が出ます。
「たった数%の値上げでしょ?」と思うかもしれませんが、建材は高額なので、数%でも金額にすると大きな負担増になるんですね。
ケース② 窓のリフォーム(断熱リフォーム)
家族構成: 夫婦+子ども1人(3人家族)
リフォーム内容: リビングと子ども部屋の窓を断熱窓に交換(5箇所)
「冬場の暖房費がかかりすぎる…」「窓際が寒くて、子どもが風邪をひきやすい…」という悩みから、断熱窓へのリフォームを検討している家庭も多いのではないでしょうか。
4月契約の場合(値上げ前)
- 窓5箇所: 平均15万円/箇所 × 5 = 75万円
5月契約の場合(値上げ後・YKK AP想定)
- 窓5箇所: 平均16.5万円/箇所 × 5 = 82.5万円(+7.5万円)
4月中に契約すれば、約7.5万円節約できる!
断熱リフォームは光熱費の節約にもつながるので、長期的に見ればお得な投資です。
ただし、値上げ前に契約できればさらに負担を抑えられますね。
ケース③ エクステリア工事(カーポート設置)
家族構成: 夫婦+子ども2人(4人家族)
工事内容: カーポート1台用を設置
「雨の日に、子どもを抱っこしながら車まで走るのが大変…」という理由で、カーポートの設置を検討している家庭もあるのではないでしょうか。
4月契約の場合(値上げ前)
- カーポート: 50万円
5月契約の場合(値上げ後・YKK AP想定)
- カーポート: 55万円(+5万円)
4月中に契約すれば、約5万円節約できる!
カーポートは「なくても困らないけど、あったら便利」という設備なので、予算に余裕がないと後回しにしてしまいがちです。
でも、値上げ前に契約すれば5万円も節約できるので、「やっぱり設置しておこうかな」と決断するきっかけになるかもしれませんね。
ケース④ 子ども部屋増設リフォーム
家族構成: 夫婦+子ども2人(4人家族)
リフォーム内容: 2階に子ども部屋を2部屋増設(窓4箇所追加)
「子どもが大きくなってきたから、そろそろ個室が欲しい…」という時期が来ますよね。
4月契約の場合(値上げ前)
- 窓4箇所: 平均15万円/箇所 × 4 = 60万円
5月契約の場合(値上げ後・YKK AP想定)
- 窓4箇所: 平均16.5万円/箇所 × 4 = 66万円(+6万円)
4月中に契約すれば、約6万円節約できる!
子ども部屋のリフォームは、子どもの成長に合わせて「そろそろやらないと…」と考え始める家庭が多いです。
5月の値上げを知って、「4月中に決めちゃおうかな」と背中を押されるかもしれませんね。
4月中に契約すべき? 焦って決めるのはNG
ここまで読んで、「やっぱり4月中に契約しないと損だ!」と焦ってしまった方もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
焦って契約するのは、かえって損をする可能性があります。
4月中に契約するメリット
もちろん、4月中に契約するメリットはあります。
特に、すでに複数社から見積もりを取っていて、「どの業者にするか」まで絞り込めている家庭なら、4月中の契約は賢い選択と言えるでしょう。
ただし、焦って決めるのはNG!
一方で、焦って契約して失敗するケースもあります。
例えば、こういったケースです。
値上げ幅は確かに数万〜数十万円ですが、相見積もりを取らずに契約すると、それ以上の損失になることもあります。
例えば、A社で220万円の見積もりが出ていたとして、「4月中なら値上げ前だから!」と契約したとします。
でも、後でB社の見積もりを見たら、値上げ後でも200万円だった…ということもあり得ます。
この場合、「値上げ前に契約した」つもりが、結果的に20万円も損をしていることになりますよね。
複数社から見積もりを取ることが重要
大切なのは、複数社から見積もりを取って比較することです。
最低でも3社、できれば5社くらいから見積もりを取って、価格だけでなく、商品の性能やデザイン、アフターサービスなども比較しましょう。
「でも、複数社から見積もりを取るのは時間がかかるし、面倒…」と思うかもしれませんね。
確かに、時間はかかります。
でも、数十万〜数百万円の買い物なので、ここで手間を惜しむと後悔することになります。
今はインターネットで一括見積もりを取れるサービスもありますので、活用してみてはいかがでしょうか。
リフォーム補助金を活用しよう
もう一つ、知っておいてほしいのがリフォーム補助金です。
2026年度も、政府や自治体が省エネリフォームに対する補助金制度を用意しています。
2026年度のリフォーム補助金例
- 窓の断熱リフォーム: 最大30万円
- 玄関ドアの断熱リフォーム: 最大10万円
補助金の金額や条件は、自治体によって異なります。
また、予算に達したら受付終了になることもあるので、早めに確認しておくことをおすすめします。
補助金を活用すれば、値上げ分を相殺できる可能性もあります。
例えば、窓の断熱リフォームで7.5万円の値上げがあったとしても、補助金で30万円もらえれば、結果的にお得になりますよね。
まとめ
2026年5月は142品目が値上げされますが、中でも注目すべきなのが建材(窓・ドア・エクステリア)の5〜10%値上げです。
YKK APとLIXILという大手メーカー2社が、2026年5月1日から一斉に価格改定を実施します。
新築住宅を購入する場合、窓とドアだけで約22万円の負担増になる可能性があります。
リフォームの場合も、窓5箇所で約7.5万円、カーポート設置で約5万円の負担増です。
4月中に契約すれば値上げ前の価格で購入できますが、焦って契約するのは禁物です。
複数社から見積もりを取って比較し、リフォーム補助金も活用しながら、賢く契約しましょう。
「マイホームの夢」を諦めずに、しっかり準備して、後悔のない選択をしてくださいね。

